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【南無阿弥陀仏】-お寺の改修-
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遠方の古いお寺(築200年)の改修の相談がありました。迷子になりそうな部屋数で、泊まった部屋にも南無阿弥陀仏、別の部屋にも南無阿弥陀仏。
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一日うろうろしていると20回も南無阿弥陀仏。様々な書体で。写経をしたことがあって、般若心経の次に金剛般若経。「ガンジス川の砂の数よりも多く」・・という言葉が、繰り返し繰り返し波のように寄せてくる。音楽のような、あるいは文学のような。
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雲と龍にちなむ寺にて、本堂や門廻りには無数の龍と雲が彫り込まれています。翼のある龍、キリンも。
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愛犬も龍一という立派な名前を持っていました。
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檀家さんの要望は、「死ぬ前に完成してほしい」、住職さんもしかり、私共にとっても、「心のこもった葬祭場で見送られたい」という日頃の願いを達成すべく頑張ります。コンサートも開ける庫裏にという音楽好きのご住職です。
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壊れた地蔵堂の板絵。
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(礼)

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by trmt-ken | 2015-07-14 19:21 | 建築 | Comments(0)
【花結び】-長崎家一子相伝の技-
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一子相伝で伝承される籐細工の技、先代、先先代の仕事がひっそりとMint chu chuの工房に隠れていました。欲しいと言われる方もあるけど売ることはできないとのこと。年月に耐え、営々と継いで来られた仕事を見ると粛然とした気持ちになります。
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四半世紀ほど前に東京から松江に拠点を移した時に、ここに住みたいと思うきっかけが2つあった。一つは宍道湖、そして、「まつえ流の会」。こうした、手仕事から生まれる器を使うことのできる生活は豊かだと思った。食べるものだって、あの人があそこで作っているものを食べることができる。確かでおいしい。
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まつえ流の会は、安部宏さんの陶器、石村漆器、安部信一郎さんの和紙、滝山木工、三英堂の菓子など、金津滋さんを中心とした展示会が毎年開かれ、楽しみにしていた。誇りをもって確かなものを作っている方がおられる、ということが「松江に住みたい」につながった。この伝統が今後とも続きますように。
(礼)

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by trmt-ken | 2015-07-07 18:10 | mint | Comments(0)
【原洋一展】によせて-手仕事の深さ-
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日曜日のMint chu chu川口淳平商店には、陶芸の原洋一さん、木工の柳原さん、そして皮の川口さんが集っておられた。器によってコーヒーの味が違うよという話になって、目の前で松浦コーヒーを淹れて頂き、椀を違えて飲み比べてみました。どうですかと皆さんに見つめられると、緊張してようわからんかった。
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松江に来る前には、作り手のわかる茶碗だの、作品だのを使用するなんてそんな贅沢考えもしなかった。25年ほど前に原洋一さんのポットと皿を入手した時にも、作家に出会うなんて夢のような。本日初めまして。
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手を使う(もちろん頭も使う)方の厳しさに接すると、私も造りたいという火のような思いが湧く。余りものをいじるような仕事でなく。本物を。それは気配に現れる。
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鑑賞する、批評するより、作る側にいたい。
(礼)

【原洋一展】は明日7月7日までです。
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by trmt-ken | 2015-07-06 20:17 | mint | Comments(0)