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【ご案内】第3回建築カフェ

2月20日(土)夜7時から「建築・まちづくりの集い」を開きます。
今回は安高先生(島根大学)のヨーロッパ旅行報告を予定しています。第3回建築カフェ

  • 日時:2010年2月20日(土)19:00より
  • 会場:清光院下のギャラリー(旧・寺本建築・都市研究所社屋)
  • 住所:島根県松江市外中原町198-1
  • 参加費:飲食代として500円(飲み物などの持ち込み歓迎)
  • アジェンダ:
    1. 本日の趣旨
    2. 安高先生のお話
      • 「建築家と旅」について
      • ヨーロッパ旅行の映像と説明
      • 九州にいた学生の頃のこと
      • 就職して東京にいたころ
      • 松江、島根で取り組んでみたいこと…など
    3. 参加者の発言(質問、意見、自己紹介など)
    4. その他
安高先生は日本建築史の研究者ですが、若いころ(?)現代建築の設計事務所に勤務していたというユニークな経歴の持ち主です。松江をはじめ島根県各地で、研究・活動の対象となる「面白いもの・面白い事はないか…」と探しているとのことです。古いもの・新しいものを問わず、建築や工藝、まちづくりやものづくりについて、議論が弾む集いになれば…と思っています。

ル・コルビュジェ

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©Tim Brown Architecture

アントニオ・ガウディ

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©Librarygroover

3月以降は、建築に限らず実際にモノを製作している人(家具屋さん、かばん屋さん、左官さん…)からも話が聞きたいと考えています。

(和)



清光院下のギャラリーにおける建築・まちづくりの集い
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by trmt-ken | 2010-01-29 14:40 | 建築カフェ | Comments(0)
木造校舎の耐震改修

昨年より木造小学校の改修をやっています。所長の母校、隠岐の島の小学校。長い廊下で木をふんだんに使用した懐かしい空間です。外観は周辺の民家に調和した、平屋と2階建てのつつましいスケールです。

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まず、改修に耐えるかの調査からはじまりましたが、天井裏を覗いてみると、豪快な木架構が状態良く残っていて驚きました。8m、10mのスパンをとばすために、木製ジベル(シャチと大工さんは呼んでいます。)で連結した梁が柱を挟み、柱は135角で2本ひと組の合わせ柱になっています。
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屋根裏は天井で隠すのが惜しいような豊かな空間です。残してよかったと皆が思えるような改修計画を練っています。

斜面を上がったところには、かつて設計した中学校があります。コンクリート壁の上に木架構を乗せた混構造です。中庭と赤瓦を特徴としています。

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(礼)

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by trmt-ken | 2010-01-27 09:50 | 建築 | Comments(0)
【ご報告】第2回建築カフェ

DOOR BOOKSTORE(高橋邸、以下DOOR)を第2回建築カフェ(1月9日開催)の話題として選んだのは、訪れた多くの方が「ここは居心地が良い」と思っていらっしゃるらしい…ということでした。

  • 香苗さんの人柄やものごし、話題など
  • 置いてある本の種類やデザイン
  • 家具や置物などの雰囲気
  • 展示、イベントの様子
などが主な理由のようですが、高台の行き止まりという立地や囲まれた中庭、コンクリートブロックという素材など「建築の構成」とも関連させ、空間の居心地について様々な角度から話題にしてみると面白いんじゃないかと思いました。

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また、寺本が島根県建築士会の会報に連載している「現代建築の現在」でも最近のテーマとして「居心地」を取り上げていましたのでちょうど良い!……ということになりました。

  • 自分の身を隠しながら、獲物をさがし敵を監視することのできる場所が動物の棲息適地の条件であり、動物は本能的に見つけることが出来る。また、そのような場所を人間は居心地が良いと感じる。
  • 棲息適地を遠くから眺めた時、人間は美しい風景と感じる。
という居心地と風景・景観を同じ視点で語るとても面白い説(棲息適地論)を紹介するチャンスと考えたのでした。DOORは、恰好の題材と思いました…。

次回は、2月中旬を予定しています。「昨年の安高先生のヨーロッパ旅行から」を手がかりに…と検討しています。

(和)


清光院下のギャラリーにおける建築・まちづくりの集い
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by trmt-ken | 2010-01-15 20:40 | 建築カフェ | Comments(0)
DOOR BOOKSTOREをめぐって
1月9日(土)の夜、DOOR BOOKSTOREを主宰する高橋香苗さん達とともに、「DOOR(高橋邸)の空間と活動」を語る会がひらかれました。DOORは、住宅地の分かりにくい場所にあるもかかわらず、人を惹き付け、「本屋さん」をはるかに超えた特別な場所となってきました。
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以下の文章は、1996年竣工当時の建築雑誌の記事です。
東に眺望の開けた高台に建つ,アトリエつき2世帯住宅である.松江市の南,起伏のある住宅地の一角を造成した土地で,東面の隣地との高低差は9mにもなる.そのほかの面は3方とも住宅が立ち並んでいる.
長らく寺の住職をしてきた両親が引退して同居することになった.建主は金属彫刻家で,アトリエは工房であり,また昔の作品やヒントになるような宝物をしまい込んでもある特別なプライベートな空間である.ときどきは中庭に出て,屋外でも制作してみたいといわれる.婦人は,家を拠点に独自の芸術的活動を続けており来客も多い.こうした,個性の強い家族の各構成員がそれぞれの世界を保ちながら生活できる空間をつくることが最大の課題であった.
両親と家族の生活ゾーンを見晴らしのよい東向きに置き,接客空間,アトリエを中庭を囲むように配置している.金属の下降音を遮断するため西面は閉じておりガラスブロックが唯一表情をつくっている.中庭には円形に切り取られたひさしが架けられていて,中央の大きな欅と共に生活の中心となっている.この家には行き止まりがない.寝室-1の奥の納戸を通ると中庭に抜け,書斎からはアトリエのブリッジを渡ってテラスに出る.テラスと中庭を螺旋階段が結び,全体でメビウスの輪のようになる.
金属彫刻は小品であっても不思議な力を発して周りの空間を支配する.こうした作品の背景として,また日々の生活そのものが「道」である生活の器として,コンクリートブロックの素朴さに着目した.外壁は二重壁で隙間に木製建具が引き込まれる.両親の部屋のみプラスター仕上げとした.コンクリートブロック二重壁のつくりは自邸に次いで2軒目であるが,断熱性がよく,湿度の高い山陰の冬にも結露が起こらない.コンクリートブロックの壁,足場板の床は内部外部共に使用している.内外の関係を意識的に近づけるのがこのところのテーマになっている.
2年が経ち,中庭の欅も元気に育ち東の擁壁肩に植えたヘデラが伸びてきた.寺から引越してきた古い壷,手製の屏風,夫人好みの器や家具などが微妙に近郊を保っている.
(有光礼子・寺本和雄)
新建築住宅特集1996年11月号より

現在のお店は当初、正訓さん(金属彫刻家)のアトリエとしてつくられました。その後、香苗さんの陶芸アトリエ、また若い芸術家のためのギャラリーなど少しずつ変貌して今から5年前DOORがオープンしました。空間自体が、人の輪とともに育っているようです。


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by trmt-ken | 2010-01-10 23:20 | DOOR | Comments(0)
【ご案内】第2回建築カフェ(続報)

「上乃木高台の高橋邸」は、約15年前に竣工したコンクリートブロックの建物です。高橋香苗さん主宰の本屋「DOOR」として知られています。明後日開催のイベントでは、高橋邸について様々な視点からの話が発展すれば…と考えています。

  • 場所:清光院下のギャラリー(旧 寺本建築・都市研究所 社屋)
  • 日時:2010年1月9日(土)19:00より
  • 参加費:飲食代として500円(飲み物などの持ち込み歓迎)

    清光院下のギャラリーにおける建築・まちづくりの集い
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by trmt-ken | 2010-01-07 16:50 | 建築カフェ | Comments(0)
謹賀新年2010
雪の正月となりました。あけましておめでとうございます。
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米子市法勝寺町の「善五郎蔵」(明治初期の蔵)の改修工事。1月末オープンの予定です。
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by trmt-ken | 2010-01-01 14:20 | 年賀 | Comments(0)