人気ブログランキング |
カテゴリ:建築( 121 )
イマジンコーヒー・カレー屋さんグランドオープン

イマジンコーヒーさん、2階カレー屋さんともども開店しました。いろいろな方の思いと労働の詰まったお店です。松江の名物店となりますように。カレー屋さんの赤味の壁は、ボランティアが大勢で撫でて、磨いた特製カベです。じっくりしみた味をカレーと一緒に楽しんでください。

f0202518_13031604.jpg


【イマジンコーヒー現場たより】

2019.0613イマジンコーヒー開店しました  

2019.0527イマジンコーヒー壁磨き【現場便り-5】  

2019.0525みんなで働くとなぜか楽しい【現場便り-4

2019.0523イマジン壁塗り応援隊募集【お知らせ】

2019.0517イマジンコーヒー改修工事【現場便り-3

2019.0509イマジンコーヒー【現場便り-2

2019.0508イマジンコーヒー新店舗工事【現場便り】
by trmt-ken | 2019-07-13 13:12 | 建築 | Comments(0)
初期中世・ロマネスクへの旅-(3)
教会堂の平面構成

初期キリスト教の教会堂は大きく「バジリカ式」と「集中式」の2種類に分かれる。

■バシリカ式教会堂
古代ローマの集会場であるバシリカを継承した長方形の教会堂。身廊の両側に、列柱で隔てられた側廊、正面奥に半円形平面の後陣を持つ平面構成。身廊の天井は一段高く、側壁に高窓を持つ。後に交差廊を加え、ラテン十字形を基本とする形式をとるようになった。
f0202518_22035170.jpg
バシリカ          ローマのバシリカ      ロマネスクの教会

バシリカの内部は単純な構成で、ある程度は多目的に使用することができるが、細分化された特定の儀礼、典礼に対応するには不都合が生じるため、ロマネスク建築では西構えや西正面、アプス、方形内陣、小礼拝堂などを組み合わせてその機能を補った。ゴシック建築やルネサンス建築でも、多くの教会堂の基本構成はバシリカである。(ウイキペディアより)

私たちの通常の設計業務では、住宅も公共建築もまず長方形のバシリカ型平面からスタートします。

■集中式教会堂
円形・正多角形を基本とする教会堂。教会堂のほか、洗礼堂、墓廟としても用いられた。集中式プランの建物はきわめて古くから造られている。その規則正しい形態のうちに超越性が認められて記念的な建築、とくに廟として広く用いられた。ローマ帝国分裂後東ローマに伝わり、ビザンティン建築の起源となったと考えられている。(ウイキペディアより)

バシリカ式は、「手前と奥」という水平軸により構成されていますが、集中式は「地面から空」に向かう垂直軸です。
f0202518_22035487.jpg
サン・ステファノ・ロトンド教会(ローマ)  サン・ジョバンニ洗礼堂(フィレンツエ)  サン・ヴィターレ聖堂(ラヴェンナ)

■現代建築の集中式プラン
ルイス・カーンには、中央にホールを持つ集中式プランの建築がいくつもあります。きっと選択肢の上位に集中式プランがあって、条件が整うのをじっと待っていた・・・かの様な名建築ばかりです。
f0202518_22035703.jpg
フィリップ・エクスター・アカデミー図書館    
f0202518_22040070.jpg

バングラディッシュ国会議事堂  芝生広場と基壇・湖に浮かぶ議事堂  中央の議場
f0202518_22040252.jpg
ブリンモア大学エルドマン・ホール        寮室が向き合うことのない45度構成


G.アスプルンドのストックホルム図書館も象徴的な垂直軸を持っています。ローマ建築の影響が顕著なルイス・カーンが、フィリップ・エクスター・アカデミー図書館の設計にあたってストックホルム図書館を意識したかどうか・・・はわかりませんが、趣旨・姿勢には共通するものがあります。二人の「古典に対する姿勢」を肝に銘じたいと思います。
f0202518_22040527.jpg

  ストックホルム図書館(G.アスプルンド)    書架に囲まれた円筒形の閲覧室

■「初期中世・ロマネスクへの旅」の連載について
第1回「ピレネー・アルプスと地中海」、第2回「プレ・ロマネスクの小さな教会」と続き今回は第3回です。
昨年出版した『住処・棲家の自然』に、「歴史的集落や古建築の価値を直截に継承するモダニズム建築を造りたい」と記しました。そのためにはもっと歴史を見つめなければならない、と「歴史への旅」に出ることにしました。当時の人々の「意志の集合」は現代建築にどのような進路を示してくれるか、と期待を込めて出発しました。
今後は「回廊と塔・石と煉瓦・天井と屋根・構造・古代へ・ゴシックへ・・」などを予定しています。(和)

第2回
第1回


by trmt-ken | 2019-06-18 05:59 | 建築 | Comments(0)
イマジンコーヒー 開店しました
イマジンコーヒー【IMAGINE. COFFEE ROASTERY】が6月9日(日)開店しました。
f0202518_16162135.jpg
先日は松江東ロータリークラブからの表彰もあり、各方面の期待を集めています。(記事に一部誤りあり。出身は東出雲町!)
f0202518_11340056.jpg
本日は白い暖簾がかかりました。さりげない外観(前とほとんど変わらず)なのでお見逃しなく。香りが看板です。
f0202518_11335794.jpg

1階では腰壁に湯町窯のタイルを新設。特徴のある黄釉。青味のタイルも混じり、パッケージや焙煎室天井の色に反映しています。外壁の絵タイルに触発され、昔のものを活かし響かせながら今につなげるという発想は「うたごころ」のようでもあり、改修のお手本のようでもあります。
f0202518_06290683.jpg
外壁に埋め込まれたタイル(布志名焼)
f0202518_16184058.jpg
1階の新設の腰壁タイル張り(湯町窯)


2階カレー屋さん「SUPREME HOTEL」のオープンは6月末頃となる模様です。

2階漆喰塗りの壁は赤味がかっています。1階では黄と青、2階では赤。伊勢宮のイマジンコーヒーでは渋い緑にこだわっていた岸本さん。今回また新たな一歩です。(礼)

イマジンコーヒー現場たより

2019.0613イマジンコーヒー開店しました

2019.0527イマジンコーヒー壁磨き【現場便り-5】

2019.0525みんなで働くとなぜか楽しい【現場便り-4

2019.0523イマジン壁塗り応援隊募集【お知らせ】

2019.0517イマジンコーヒー改修工事【現場便り-3

2019.0509イマジンコーヒー【現場便り-2

2019.0508イマジンコーヒー新店舗工事【現場便り】



by trmt-ken | 2019-06-13 17:25 | 建築 | Comments(0)
あちこちくまさん
20年経過した住宅のその後の相談にお邪魔する。
f0202518_14190280.jpg
風の吹き抜ける居間

和室の仕上げは施主施工。石州和紙を探し、生成りの下地張りの上に淡い青磁色の和紙を壁・天井に張られました。時が経過し、重なりが浮き出て来ましたがそれも味わい。手をかけられた家はどこか暖かく。
f0202518_14010420.jpg
床板を載せた階段には木彫りのくまさんが直角にぶら下がる。子供さんの学校の工作とのこと。巣立ってもなお思い出が引っかかる。
f0202518_14185973.jpg

f0202518_14185884.jpg
くまさんのおしり

眼鏡をかけたくまさんも得意げに鎮座して。何やらくまさんの似合う家。花瓶が酒瓶にみえて来る。ごめん!うちとは違う。
f0202518_14190496.jpg
庭では、我が家からやってきたアジサイが青い花をつけていた。隠岐の家から持ち帰った1株が、20年たってあちこちで花開く6月。(礼)



by trmt-ken | 2019-06-11 16:56 | 建築 | Comments(0)
初期中世・ロマネスクへの旅-(2)

プレ・ロマネスクの小さな教会


■プレ・マネスクの教会

プレ・ロマネスク様式の教会としては、スペイン北部のオビエドやレオンなどの都市に残るものが知られている。これらの都市はアストゥリアス王国 (718915)やレオン王国(9101109)の首都であった。






f0202518_10312105.gif

イスラムに征服されなかったことから、オビエドとその周辺には西ゴート帝国の様式を受け継いだ810世紀の建築物が残っている。アストゥリアス王国時代の教会は、プレロマネスク様式と呼ばれ、後にヨーロッパ聖堂建築の一時代を築くロマネスク様式の先駆けとなったもの。1985年に世界遺産の登録を受け、1998年には対象範囲が拡大され、「オビエドとアストゥリアス王国の建築物」として拡大登録された。  (オビエド 世界遺産プレ・ロマネスクの教会」より)

f0202518_10312728.jpg
サン・フリアン・デ・ロス・プラードス教会(9世紀頃) サンミゲル・デ・リーリョ教会(842年) サンタ・マリア・デル・ナランコ教会(848年)


サン・ペドロ・デ・ラ・ナーベ聖堂

7世紀末建設されたスペイン・カスティーリャ・イ・レオン州サモラ県の村に建つ小さな教会。
西構えの外部に装飾はなく石垣の箱ようにも見える。平面プランはギリシャ十字型。のちのロマネスク様式の内陣は半円形だが四角とそっけない。

内部の天井は筒型ヴォールトに覆われており、アーチは馬蹄形アーチを採用している。この馬蹄形アーチがこの教会で唯一装飾性を帯びており、とても効果的と思う。窓は少なく小さい。暗い室内の光の印象深さが想像される。

最も大きな特徴は住宅の様に親密なスケール感。

主身廊の幅は約4m、交差部は8畳の広さしかない。ロマネスクやゴシックの大聖堂の第一印象は「ウワーッ、すごい!」に尽きるが、小さな教会には「ナントッ・・・もっと近寄ってみたい!」という感慨が湧く。


f0202518_10314131.jpg
ブッキラボーな外観   主身廊と馬蹄形アーチ  小窓の馬蹄形アーチ
f0202518_10314609.jpg
8帖広さの交差部を照らす窓明かり  ギリシャ十字型の平面



小さな教会と小住宅

ピレネー山脈の麓バル・デ・ボイの高台にあるサント・キルクの庵はロマネスク時代の小さな教会。主身廊・内陣と塔のみで構成される素朴な佇まいは、ピレネー山脈を背景とし秀逸。

f0202518_10315097.jpg
ピレネー山脈を背景のサント・キルクの庵


スペインだけでなくヨーロッパの各地に数多くみられるプレ・ロマネスクやロマネスクの小さな教会にひきつけられるのはどういう理由からだろうか・・・と考える。

石の壁や瓦屋根、石敷きなど自然素材による丁寧な手仕事・・・という一般的なことと共に

○ 装飾が少なく素朴で本質的

○ 必要最小限という潔さ・・・プリミティブ

○ 窓が少なく小さいことによる光の構成

○ 小さいなかにも高さがあり、垂直性を感じるプロポーション

などが挙げられるのではないか。

f0202518_10320247.jpg
フランスの小さな教会

このような特徴は、モダニズム建築の吉阪隆正や鈴木恂のコンクリート打放し住宅と共通する。
○ 装飾が少なく素朴で本質的
○ 必要最小限という潔さ・・・プリミティブ
○ 窓が少なく小さいことによる光の構成
○ 
小さいなかにも高さがあり、垂直性を感じるプロポーション

と反芻し、

フランスの小さな教会


組積造はコンクリート造建築の原点・・・と改めて見入っています

f0202518_10320404.jpg
ヴィラ・クウクウ(吉阪隆正)  彫刻家のアトリエ(鈴木恂)

「装飾が少なく素朴で本質的・必要最小限という潔さ、プリミティブ」などの特徴については、木造の小さな古民家とも共通するものがあります。(和)

f0202518_10320764.jpg
真鍋家(愛媛県17世紀)



More
by trmt-ken | 2019-06-03 10:47 | 建築 | Comments(0)
イマジンコーヒー壁磨き【現場便り-5】
ホーランエンヤ還御祭で賑わう26日(日)、現場では塗壁の仕上げに入りました。
夜のうちに赤色塗装、その上を石で磨きます。表面はつるつるに光り、手にい吸いつくようなヒヤッとした感触が独特です。ざらざらが波打ちながら、つるつるになっていく。表面は空気と反応して膜状に石化しているとか。食物が醗酵して別物になるみたい。
f0202518_17411677.jpg
漆喰といっても土地によって、好みによってさまざまな表情となります。今回の仕上げはモロッコの技法を取り入れているのこと。カレーを楽しみながらカベも楽しんでください。
f0202518_17411119.jpg
壁磨きの道具:小石(かなり大きいものも)も磨かれてアートのよう。守り石のようでもあります。 磨くという字には石がある!
こどもさんの参加、ひやかし参加もおおらかに受け止める今回の壁塗りは、左官仕事の可能性を感じさせます。
f0202518_17411843.jpg
大橋川では10年に一度の祭り、労働もお祭り気分で。吾輩は10分ほどの形ばかり参加、クマさんはかけ声だけ参加。例のごとく...。(外野席広報部隊)

by trmt-ken | 2019-05-27 18:02 | 建築 | Comments(0)
みんなで働くとなぜか楽しい【イマジンコーヒー現場便り-4】
本日25日朝からイマジンコーヒー現場にて壁塗りが始まりました。
f0202518_18410101.jpg
土と漆喰を混ぜる。これが結構腰にくる重労働。
f0202518_18410394.jpg
助っ人が多いため、急遽ベニヤを切って持ち手を付け、手作りの道具がそろう。
f0202518_18410669.jpg
まずは壁の下地準備。薄めた接着材を塗布します。一家総出でお手伝い。得意げな一年生。
f0202518_18410830.jpg

いよいよ塗り壁に挑戦。左半分はプロ仕様。右は私めの仕様。むらむらだらけ。一面終わったところで、プロのタッチアップにて、すべてプロ仕様となる。こののち色が入った上塗り、明日研磨の予定。研磨というのは今回の特別仕様とのことです。艶を期待して。仕上がりが楽しみです。
f0202518_18411114.jpg
1階ではペンキ塗り。夢をのせて水色に変化中。暑い中、皆様ご協力ありがとうございます。

by trmt-ken | 2019-05-25 18:59 | 建築 | Comments(0)
イマジン壁塗り応援隊募集【お知らせ】
改修中のイマジンコーヒー新店舗の壁塗りボランティアを募集中。

日時:5月25日(土)9:00より
場所市役所本館隣りの旧向月庵が新店舗になります。
駐車場:市役所の駐車場あたりで...
備考:汚れてもよい服装でお出かけください。
連絡先:寺本建築都市研究所・越野(0852-26-1196)

f0202518_09312194.jpg

by trmt-ken | 2019-05-23 09:31 | 建築 | Comments(0)
イマジンコーヒー改修工事【現場便り-3】
イマジンコーヒーの新店舗改修工事は、皆様の励ましも頂き、順調に進んでいます。
自力施工予定(ボランティア含む)の壁塗りは5月25日(土)、26日(日)を予定しています。本職の指導もあるようですので、腕に自信のある方も、ない方も、一応見ておく方も、歓迎です。
f0202518_11341664.jpg
詳しくはブログなどにてお知らせします。汚れてもよい服装でお出かけください。松江市役所本館北隣です。

by trmt-ken | 2019-05-17 11:37 | 建築 | Comments(0)
イマジンコーヒー【現場便り-2】
f0202518_13424599.jpg
イマジンコーヒー新店舗の2階へ上がる階段壁には布志名焼( 船木研児)の陶板が埋め込まれています。
f0202518_13424728.jpg
f0202518_13424914.jpg
おや?どこぞにも・・・と思ったら、県庁のエントランスロビーにもありました。福光石の壁に埋め込まれています。総合案内で伺ったら、「大建築の聖地/2012.07/vol.2」のパンフレットを分けてくださいました。詳しくは山本大輔さんに!
f0202518_13430603.jpg
f0202518_13430893.jpg
f0202518_13431787.jpg
工事現場には張り紙がありました。
1F- IMAGINE COFFEE ROASTERY(コーヒー店)、2F-SUPREME HOTEL(インド料理)となる予定。
ひっそりと隠れた宝物や、向月庵の面影も保持しながらの店舗改修です。( 外野席応援団)

f0202518_13432070.jpg



by trmt-ken | 2019-05-09 14:54 | 建築 | Comments(0)