カテゴリ:折々に・・・( 151 )
自己犠牲・美談・感動の裏側に
自己犠牲・美談・感動という言葉を聞くとつい眉をごしごししたくなるあまのじゃく。「感動を与える演技」などとスポーツ選手が口にするとやめてくれ!と言いたくなる。まして道徳として推奨されるに及んでは・・・。
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「感動は人を思考停止させることがある」との指摘には同感。正直のところスポーツは好きでない。人をあおりたてるあのうさん臭さが好きでない。2020年に向けて少し憂鬱な日々がやってくる。
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昨年3月に掲載されたスポーツによる心の災害への警鐘(小磯典子)に胸を突かれた。勝つことへのプレッシャー、太ることへの恐怖。オリンピックが近づき、切迫度はますばかり。スポーツって楽しいものではなかったか。

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by trmt-ken | 2018-08-17 21:33 | 折々に・・・ | Comments(0)
まめなかの~
懐かしい、わがとこのことばが朝日新聞声欄に。「の~」のニュアンスがなんともいえん~!

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今はなき俳優芦田伸介が、時代劇の松江藩の侍役で仏壇の妻に語り掛ける松江弁にじんときたことがある*。長岡輝子が語る東北弁の語り**にうなったこともある。内容は忘れてしまったのに、懐かしい言葉の響きが今もこころに残る。おくにことばは財産。大事にせねば。
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私自身はNHK のそばで育ち無味無臭な標準語。(東京と言っても下町は「ひ」と「し」が混同したり、鼻濁音が違ったり地域差があるのだけど。)松江に住まいして30年、隠岐に行き来してこちらのことばが懐かしく思いはじめるこの頃。まだしゃべるまではいかんがのう・・・。
そういえば、東京から引っ越してまもなく、3歳のわが子が松江弁を喋りはじめてびっくりしたことがある。法吉保育所おそるべし。
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大事にしたいのはことばだけではない。風景も。赤瓦や田や海や川、蛍、魚、鳥、祭り…この幸をずっ~と、と願う。
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隠岐の島の川のほとりの大木は、威厳にみちて立つ。街路樹のように飼いならしてはならぬと思う。

*水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)(TBS / C.A.L) (第14-21部)第20部 第28話「孤剣に秘めた悲願・松江」(1991年5月20日) - 左近寺又兵衛 役ではないかと思う。も一度見てみたい。
**朗読・宮沢賢治童話 お国言葉で聴く宮沢賢治の世界

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by trmt-ken | 2018-08-02 19:56 | 折々に・・・ | Comments(0)
福岡伸一の動的平衡-聖書のことば-
福岡伸一の視点はおもしろいなあ、とくまさん。実は切り抜きのストックはほかにも。
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聖書の冒頭「初めに言葉があった」をギュツラフ訳では「ハジマリニ カシコイモノゴザル」。「カシコイモノ」とは、ギリシャ語の原典では「ロゴス」であった。
世界を統べ、論理を与える力としてのロゴス。一方で、本来連続し、絶えず移ろいゆくものとしての自然を分節化し、名づける力としてのロゴス。人の知恵の源泉としてのロゴス。それがカシコイモノなのである・・・。
2017.1012朝日新聞-福岡伸一のコラムより

思想や哲学は、今までにある言葉(道具)を使いながら、ないものを現わそうとする。翻訳すると少しづつずれが生じる。殊に哲学など重みのある表現にしたがる傾向がある。生き生きした「言葉の質感」が失われることもある。
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Dijon・St Benigne:栄光のキリスト

聖書は決して禁欲的な書物ではないと思う。雅歌の持つみやびかつ官能的な調べはどうだ。様々な豊穣な文化のうえに思想が生まれ、異なる風土・気質の文化に伝わるとまた姿を変える。生き物のように、建築のように。もはやどれが正しいとは言いきれない。だから、せめて複眼でいたいと願う。

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Moissac:預言者ジェレミー

仏教徒であれば、漢文化された仏典に満足せず、チベットやサンスクリットの原典に触れたいとする気持ちは痛いほどわかる。…語学の天才・空海はどれだけの世界を見ていただろう。
ところで、般若心経小本のサンスクリット写本は、インドやそのほかの世界ではなく日本の法隆寺に伝わっているという。サンスクリット文字自体変遷しているが、空海の文字に、ひいてはひらがなの下敷きになってはいまいか・・・。
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(礼)

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by trmt-ken | 2018-08-01 20:11 | 折々に・・・ | Comments(0)
福岡伸一の動的平衡
「福岡伸一の動的平衡」というコラム(朝日新聞木曜日)を愛読している。フェルメール狂いというだけで親近感をもってしまう。美しいと感じる本能と、その本能の発生するメカニズムを突き止めようという理性がお互いに刺激しあっている点に惹かれる。
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生物の視覚は動くものに敏感だ。敵あるいは獲物・・反射的にすぐ行動する必要があり、身体も緊張状態に入る。一方、じっくり観察し、分析し、思索を深めるためには対象物が止まっている必要がある。・・・電気的な文字や画像はいつも細かく震えていて、この刺激が脳に不要な緊張を強いているのではないか。だから落ち着いて読むことが出来ない。…生物の特性はそう簡単には変わらないはずだ…との主張。

まったく同感。画面の動きにさらされると、私の場合船酔いのような不快感が起きる。考えるどころではない。感知できない「震え」に至っては想像するしかないが。カタログも紙ベースが間に合わないとかで、なかなか手に入らない。しかたなくパソコンで紙をめくっていると不快で気分が滅入る。なぜだろうと思っていた。私だけでないとわかってほっとした。

フェルメールの美しさは、息をのむ澄み切った静寂にあると思う。では、デジタル処理された音楽はどうか?・・・いろんなことを次々と考える夏。(フェルメール狂かつ、れっきとした生物の一員)



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by trmt-ken | 2018-07-28 22:08 | 折々に・・・ | Comments(0)
八雲の水遊び
意宇川で水遊びの子供たち。何やら水中におるらしく、大人の方が熱心な様子。八雲の夏休み。
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対岸にはうっそりとした、古墳。
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この猛暑に、お風呂は水風呂としている。一日水を張っておいて、外から帰ってくるとざんぶりと頭から潜って、体のあら熱をとる。前世はゆであがった魚かおっとせいか。冬に比べてガス代は6割程度体温で水をあたためる暑い夏。
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by trmt-ken | 2018-07-27 06:25 | 折々に・・・ | Comments(0)
女の成り立ち
女という文字が4つ。
見渡せば女がつく文字にはろくでもないものが多い。
妬む・嫉む・妨げる・媚びる・姦しいなどなど。上等でない、表ざたにならない負の感情・・・こうした言葉を使って人は考えてきた。

それは不快だ!という人がいてもいいと思う。
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受付嬢ロボットに対する異議があるという。(朝日新聞2018.0718)明々白々なセクハラだけでなく、いろいろなレベルで男尊女卑は根を張っている。いちいち反応していては身が持たないほどに。

それでも、私はそのような漢字を書くことを拒否したい。(礼)

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by trmt-ken | 2018-07-20 16:43 | 折々に・・・ | Comments(0)
朝という特別な時間
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朝という特別な時間に、海辺にいる。
朝日と波がつくる一瞬の芸術。

【お知らせ】ホームページを更新しました。
http://www.teramotoken.jp/



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by trmt-ken | 2018-06-22 14:39 | 折々に・・・ | Comments(0)
能率の裏側-中村桂子-
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能率的に、手を抜いて、思い通りになど子育てができるわけがない。ではものつくりは?。空間は?一度立ち止まって、何が一番大事かを考えたい。
生命体としての自分に立脚しながら、同時に冷静に依って来たるところを考える…そうした姿勢が女性研究者に多いように感じられるのはひいき目か。

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ところで自分はといえば、都会に住んでいたころは生き物があまり好きでなかった。松江に住むようになって、茎を水や土に差しておくと殖えることを発見。しおれた茎を湯で洗うと元気になるし、人間と一緒だと思った。今は風呂にも台所にもいっぱい仲間がいる。株を増やすのは上手です。けれど風呂場で何をしているのか疑問に思うこともまま、ある。
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プラスチックよりガラスの方が、トーメイより色ガラスの方が水が腐りにくい。根の出具合を毎日じっと観察。白い根が出ると、よし!よくやったね、と花瓶や植木鉢に移動します。

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by trmt-ken | 2018-06-05 20:12 | 折々に・・・ | Comments(0)
虐待と「傷つく脳」
見過ごすことのできぬ記事があった。虐待と「傷つく脳」について。(2018.0526朝日新聞)

脳の成熟期に強いストレスがかかると、その苦しみを回避するかのように脳が変形するという。体罰ばかりではない。スマホ育児、よその子との比較も含めた「マルトリ-トメント」など広範囲が該当する。

親に感謝しつつも、子供時代、子育ての時代を…痛みのように思い返す。自分は無関係と胸を張れる人がどれだけいるだろうか。そして親を責めても解決しない。親も救われて初めて回復への一歩。
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ふと思い出したのが、「24人のビリー・ミリガン」(ダニエル・キース)。多重人格者の実話に基づいた小説で、ビリーは子供の時に虐待を受けていた。限界を超える耐え難い状況にあうと、別の人格を作って逃避してしまう・・・脳の生理学、精神医学の底なしの闇。

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by trmt-ken | 2018-05-29 20:06 | 折々に・・・ | Comments(0)
応答という宝物
ささやかな冊子が出来上がり、ぼちぼちとお世話になった方へお送りしています。懐かしい方からお便りをいただいたり、同世代には仕事をまとめられた方も多く、立派なご著書をお送り頂いたり、毎日元気を頂いています。

本日は、頂いた乾隆明さんのご著書についての書評が中央新報に掲載されていました。
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姉からのメールの最後には、「父が喜んでいるでしょう。」とあり、以心伝心だなあと思いました。思えば、装丁を担当して父の随筆を出版したところ、その1冊目への反応が嬉しく、その後10巻余に及ぶ随筆集を出版し続けたのでした。父亡き後その本の「重量」にあえいでいるとも言え、私共としては続編にはくれぐれも手を出さぬよう、気を引き締め手綱を締めていきたいと思います。

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by trmt-ken | 2018-05-27 11:25 | 折々に・・・ | Comments(0)