カテゴリ:DOOR( 7 )
高橋香苗編集長
本日山陰中央新報2018.11.03第1回目の「くらし編集長」として、高橋香苗さんが登場しました。
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現在開催中の安部宏・器展のお客様も、巡り巡ってDoorの高橋さんにつながっていることが多い。その人脈おそるべし。
器展は残り2日となりました。来年も…とすでに次への企画が始まっています。


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by trmt-ken | 2018-11-13 18:52 | DOOR | Comments(0)
雨漏りの好きな猫
謫居(たくきょ)とは流罪人としてのわび住まい(蘇東坡:謫居三適三首より)。滴々居とは、白井晟一の 2つ目の自邸。雨漏りがして、便所がなかった伝説の家。さて我が家の天窓がいよいよ雨漏りし始めた。バケツを置いて、晴れて滴々々居となる。
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Door さんの玄関ホールには大きな天窓があって、雨漏りには長いこと悩まされた。高橋家は猫も芸術家肌。その雨漏りが大好きで、たらーとブロックを滴る雨水をじっと眺めていたそうな。・・・にも拘わらず、中庭への増築部分は再びガラス屋根をかけることになった。やっぱりここはガラスだねと。まことにありがたい施主様と猫様である。長寿で栄養満点の大物猫。
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Doorさんには大庇を含め七つの丸い穴がある。その一つが玄関のトップライト
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天窓から降る光に佇む:米田由美子
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部屋から増築部分庇、中庭へ続く展示。外部仕様の作品が置かれている(米田由美子:Intimacyより1108)
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あるしゃれた改修店舗でみつけた謎の白いバケツ(風オブジェ)。眼鏡を替え、じっと見ると、かすかに錆色が認められた。やっぱり。(つくづく建築家というのはやな人種だねと自己嫌悪に陥りながら目を凝らす。)努力と効果に免じて、浮雲バケッティーズとか命名したいような。我が家の参考にしよう。
( 猫になりたい建築家)

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by trmt-ken | 2017-11-26 18:26 | DOOR | Comments(0)
木漏れ日の中庭にて【DOOR BookStore】
改装後のDOOR さんにお邪魔しました。晴れの日の1時過ぎ。
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増築部のガラス屋根に木漏れ日が揺らめいて、いつまでも座っていたい雰囲気です。今まで欅を眺めていたのが、欅によりそうように。
香苗さんの私有物か、展示品か、あるいは今席を立った方ののみさしか、判然としない快さ。あるいは生活の一瞬が、美しく止まったような。このクッキー食べてもいいのかな。このまま2個ある方がいいのかな、などといつもなら絶対に考えない回路で、考える。
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玄関側のコーナーは入ると以前のドアが壁になっていて、奥は御主人の彫刻アトリエ。
吹抜けのギャラリーには青い服。
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本屋さんでもあり、青い本もあります。本も服も用途の前に「もの」であり、色でもある。共にいて安らぐものたちの集いとひそやかかな呼吸。青い空と青い服、Botta さんも、赤砂岩と古ぼけた木のテーブルの調和については予想外だろうな。
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この秋、米田由美子さんの彫刻展の予定もある模様です。丸いトップライトのある井戸のような空間での展示が楽しみです。
板の間も下足ゾーンにして、持って帰りたいほど素敵な靴拭きをお見逃しなく。
(礼)

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by trmt-ken | 2015-09-26 17:21 | DOOR | Comments(0)
塗装屋さんは大忙し【DOOR 改修工事だより】
DOOR 改修工事だより】
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古いドアの汚れ落としが上々の仕上がりにて、ギャラリーの上の方で成り行きを見守っていた彫刻家より作品への応用が利かないか質問が降ってきて、下の方では山のような古い家具の塗装の仕方への質問が続く。設計者からはビミョーな古び方の色を出してと注文がでて、塗る場所は少ないのに塗装屋さんは大忙し。
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連発花火のように、うまく行くとますます質問が増える現場です。暑い中、22日の展示会へとピッチをあげています。
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緑は眺めるよりも寄り添う雰囲気になりつつあります。2階テラスの植栽スペースも仲間に入りたそうなサインを出しています。少しずつ少しずつ境界が取り払われて、外と中と緑とが共振しはじめた現場に立ち会う幸せ。
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(礼)

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by trmt-ken | 2015-08-10 12:15 | DOOR | Comments(0)
DOOR-bookstore改修工事が佳境です
Door さんの改修工事が進んでいます。
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今まで香苗さんの店舗としていた工房を正訓さんの金属彫刻工房に戻し、客間に縁側を増築します。炎天下の工事となり、中庭の欅に感謝。
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縁側にはこの欅の木漏れ日を映すガラス屋根がかかります。思えば、20年間3世代家族の生活および香苗さんの様々な活動と寄り添ってきた空間です。ご夫婦が隣り合って創造的な仕事をなさる場として、また新たな段階を迎えます。
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玄関ホールは店舗の一部となります。DOOR の店名の由来となった大きな扉も再利用。樹木と同様、建物も生き物のようです。
(礼)

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by trmt-ken | 2015-08-04 11:33 | DOOR | Comments(0)
DOOR BOOKSTOREの高橋香苗さん
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11月2日付の山陰中央新報にDOOR BOOKSTORE・高橋さんの記事が掲載されました。いつの間にか密かな松江の名所になってきたような気配です。いつ行っても、迎えられているという安らかさに満ちています。本と出会い、時を過ごし、人とふれ合う空間だと感じます。
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by trmt-ken | 2011-10-31 11:50 | DOOR | Comments(0)
DOOR BOOKSTOREをめぐって
1月9日(土)の夜、DOOR BOOKSTOREを主宰する高橋香苗さん達とともに、「DOOR(高橋邸)の空間と活動」を語る会がひらかれました。DOORは、住宅地の分かりにくい場所にあるもかかわらず、人を惹き付け、「本屋さん」をはるかに超えた特別な場所となってきました。
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以下の文章は、1996年竣工当時の建築雑誌の記事です。
東に眺望の開けた高台に建つ,アトリエつき2世帯住宅である.松江市の南,起伏のある住宅地の一角を造成した土地で,東面の隣地との高低差は9mにもなる.そのほかの面は3方とも住宅が立ち並んでいる.
長らく寺の住職をしてきた両親が引退して同居することになった.建主は金属彫刻家で,アトリエは工房であり,また昔の作品やヒントになるような宝物をしまい込んでもある特別なプライベートな空間である.ときどきは中庭に出て,屋外でも制作してみたいといわれる.婦人は,家を拠点に独自の芸術的活動を続けており来客も多い.こうした,個性の強い家族の各構成員がそれぞれの世界を保ちながら生活できる空間をつくることが最大の課題であった.
両親と家族の生活ゾーンを見晴らしのよい東向きに置き,接客空間,アトリエを中庭を囲むように配置している.金属の下降音を遮断するため西面は閉じておりガラスブロックが唯一表情をつくっている.中庭には円形に切り取られたひさしが架けられていて,中央の大きな欅と共に生活の中心となっている.この家には行き止まりがない.寝室-1の奥の納戸を通ると中庭に抜け,書斎からはアトリエのブリッジを渡ってテラスに出る.テラスと中庭を螺旋階段が結び,全体でメビウスの輪のようになる.
金属彫刻は小品であっても不思議な力を発して周りの空間を支配する.こうした作品の背景として,また日々の生活そのものが「道」である生活の器として,コンクリートブロックの素朴さに着目した.外壁は二重壁で隙間に木製建具が引き込まれる.両親の部屋のみプラスター仕上げとした.コンクリートブロック二重壁のつくりは自邸に次いで2軒目であるが,断熱性がよく,湿度の高い山陰の冬にも結露が起こらない.コンクリートブロックの壁,足場板の床は内部外部共に使用している.内外の関係を意識的に近づけるのがこのところのテーマになっている.
2年が経ち,中庭の欅も元気に育ち東の擁壁肩に植えたヘデラが伸びてきた.寺から引越してきた古い壷,手製の屏風,夫人好みの器や家具などが微妙に近郊を保っている.
(有光礼子・寺本和雄)
新建築住宅特集1996年11月号より

現在のお店は当初、正訓さん(金属彫刻家)のアトリエとしてつくられました。その後、香苗さんの陶芸アトリエ、また若い芸術家のためのギャラリーなど少しずつ変貌して今から5年前DOORがオープンしました。空間自体が、人の輪とともに育っているようです。


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by trmt-ken | 2010-01-10 23:20 | DOOR | Comments(0)