カテゴリ:着物つれづれ( 15 )
羽裏のモダニズム
祖父の羽裏から作ったスカーフ。矢羽根模様。昔の人のモダンな感覚。
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我が家では再循環システムから漏れている者が約一名。和雄の服は新品と決まっている。丈夫でないともたないし、写真のスカーフもかって対であったのだが、1日にして紛失してきたので、もうやだとなった。本人も気に入っていて、貸してくれというけど、もう貸さない。
大きいものを小さくするのは楽なので、供給源になることはままあって、服がみあたらないと時々疑わしそうな目でじっと見る。でも、このネクタイは駐車場に「どろんこだんご」になってたものですぜい。元通りにするには買うほどかかるので、所有権放棄とみなして調理された。そうしたささやかな日常的争奪戦を含みながら、我が家の平和的経済的再循環システムは機能しています。
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祖父の八端布団側より作った服
(礼)

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by trmt-ken | 2015-11-07 17:46 | 着物つれづれ | Comments(0)
ミシンの直った日
ミシンの調子が悪く、調べてみると針と回転釜が接触しており、ミシン屋さんに持ち込んだ。部品が破損し、もう存在しないメーカーだけれど幸いにも中古の部品で修理できた。
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隠岐郷土館前にて。礼子の古着より製作。思えば、自分の服も、娘の服もみんなお世話になった。そうそう娘の友達の服まで…体育祭などの衣装をみんな引き受けてきて、母親におしつけたのだった。大柄なチェックを柄合わせして、バミューダパンツを十数枚縫ったこともある。これからどれほど服がいるかわからないけれど、折角直ったのだから、これからも縫い物をしようとなぜかほっこり考える秋の空。
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代官山の同潤会アパート屋上にて、落葉舞い散る季節に(約30年前)。なんと今の松江の自宅に似ていることか。大きな欅と古ぼけたコンクリート。ずいぶん遠くまで旅をしたはずなのにちっとも変っていない。夢に見るのはいまだにこのあたり、3階建ての上にさらにはるかに伸びる欅の大木の群れのあたり。
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子供服は一つの型紙で、普段着から晴れ着まで調達。ウールの男物のズボンより変身した紺色の服。ガラスに写っているのは自宅中庭の欅。
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礼子の祖父の普段着の紬から、緑に染めてお洒落着として長く着て、最後に娘の晴れ着になった出世服。100年の長寿。服も風景も面影も何かを受け継いで。そういうと不機嫌になる向きもあるけれど。(礼)
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by trmt-ken | 2015-11-04 11:45 | 着物つれづれ | Comments(0)
【平成27年度版中古品整理判断基準】
「同じような服がいっぱい」…管理のスペース・労働を考えるべし。減量のすすめ。

「サイズ変更で子供服になりそう」…何を着せても可愛いし、失敗作もご愛嬌なので気軽にどうぞ。洗いざらして柔らかい布が良く、裏がチクチクしないよう袋縫いがベスト。推奨値5

「袋物ができる」…服と一緒に作って同数回洗濯しておくと、いざというとき役立つ。推奨値4

「ぬいぐるみや人形の服ができそう」…判断基準の危険領域すれすれ。自身の年齢を考えて。子供へか、孫へか。あまり片付かない危険性あり。Tシャツからつくったぬいぐるみの帽子。マフラーもお揃いで作ったが、ぶんぶん振り回したらどこかに飛んで行った。推奨値1

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「クッションの詰め物には使えそう」…すでに病気。(捨てられない病)。何をどこに入れたか忘れるので注意が必要。かえって煩悩の種となる。それでもの場合、写真左のように、中身の見える袋に入れ、時々風を通し、日光浴させること。推奨値0あるいはマイナス。冒頭に戻り、管理のための労働を考えるべし。
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ミニスカートからのバッグ。10分にて完成。この休みにバッグがたくさんできた。
(礼)

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by trmt-ken | 2015-05-09 17:28 | 着物つれづれ | Comments(0)
よみがえる服・着続ける服
我が家の衣替えは連休祝日。ざっと水をとおしてハンガーにかけます。
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あの夫婦は2人とも、気の毒に2.3枚しか服を持ってないのではないかと疑っている方が多いと思いますが、実はもう少しはあります。少なくも10人の影武者ができるほどは持っています。実費はほとんどゼロで、寺本や父の古ワイシャツだの、娘のお下がりだのを工夫して製作しています。
お洒落着の方の出番は少ないですが、母や祖父母の着物が由来。ケチな性分もあるけども、懐かしさが大きい。お召、紬、縮、ウールも八端も。
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祖父の布団側であった八端より。布団の閉じ孔もそのままに、履歴とわりきって。
緑の服は祖父(娘からは曾祖父)の普段着の紬から、礼子のお洒落着となり、最後に娘の晴着になった「お上がり」です。
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着物を仕立て直すときには、長く着るための工夫が要ります。多少の体形変化に耐えられるようにする、傷みやすく、年齢の変化を感じやすい襟は取り換えられるようにしておく、(黒襟も用意すれば略喪服になります)端切れをどこかに縫い付けておいて、修理時に備えるなど。考えてみれば、家の仕舞と同じだなあと思います。服にして30年、着物として30年、代を継いで60年は着続けてきました。
中古は、人手に渡れば価値が下がりますが、自分で活かせば喜びが増す不思議な生き物です。
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子供晴着・寺本のウール古ズボンより。
(礼)

Mint chu chu Leather 川口淳平商店における展示【ご案内】
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Mint chu chu Leather 川口淳平商店にて、【生活の中の建物1 家について】川口さんのご厚意により5月10日まで 会期を延長いたします。連休中もどうぞお出かけください。
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by trmt-ken | 2015-04-29 11:34 | 着物つれづれ | Comments(0)
秋の色到着
ギャラリーに秋の色到着
今岡由紀子さんの手織りのショールです。粟・玉ねぎの皮・藍による染色。
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緑色をベースにとの注文にこたえて頂きました。力強く、存在感のある織物です。
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ひびきあうものへの次回の出展は来春とのこと。
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ひびきあうもの-5に出展されていたマット。素材も色も大きさも様々にそれぞれ魅力的です。(礼)
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by trmt-ken | 2013-09-23 09:27 | 着物つれづれ | Comments(0)