サリンジャー「The Catcher in the Rye]
読書欄に桜庭一樹の「ライ麦畑でつかまえて」評があった。コクトーについてと同様、こういう読み方ができるのか、と新鮮な感動を覚えた。
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従軍の後遺症があったとのこと。言葉が崩れて、病んでるな…という印象。しかし主人公には救いがあった。けなげな「妹」。なんだか寅さんとさくらみたい。その関係が泣けた。自分に重ねて。

小さい頃から反抗心の塊で、全身ハリネズミ少女であったが、絶対的に受け止めてもらえるよりどころがあった。それが姉。そのことを幸せだったと思うこの頃。同時に、そうでなかったらどうなったろう…とも思うのだ。
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崖から落ちそうな子供をキャッチする…という仕事・・・なんと荒唐無稽な。そして、そこにものを書くという職業の切なさを想う。(礼)

読書日記
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# by trmt-ken | 2018-12-16 21:19 | 読書日記 | Comments(0)