枕元に常備している本がある。宗教関連の本。どこから読んでも、わかっても分からなくても…そのうち眠くなる。
さまざまな人々、上品上生(出家して信仰に身を捧げている人)から、上品中生、俗世に身を置きながら善行をしている人、と続き9種類に分かれる。下品下生に至っては悪人でもろもろの不善を犯している者、念仏を唱える暇もない愚人でさえ、死に瀕して「南無阿弥陀仏」を唱えるならば往生できるという。 閻魔様に地獄行きを命じられるのでなく、悪人でさえ救われえるという慈悲の深さに有難いことだ、と感じる。親鸞の信念もここにあり。 お経を眠り薬にする罪深い、疑い深い人間も、最後は救われるだろう。 阿弥陀経にも、途中繰り返し繰り返し出てくる言葉がある。ガンジス川の砂の数「恒河沙数」という言葉。思えば、金剛般若経にも繰り返されていた。波が寄せるように、風が吹くように実感を伴って感受される無数という数・・・。 金ぴかの仏様よりも宝石よりもリアルに感じられた。インドや中国の名もない人々にもきっと。 中村元先生はサンスクリットから翻訳されている。現代語訳、漢訳、漢文読み下しと3回読むと、それでもぼんやりとイメージがわく(ような気がする)。先人の偉業に深謝。(礼) 2019.0203 犀の角のように、一人歩め 2018.0124 すぐに眠くなるおまじない 2017.0920 恒河沙-ガンジス河の砂 2015.0714 南無阿弥陀仏-お寺の改修
by trmt-ken
| 2021-08-29 13:37
| 読書日記
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by 寺本建築・都市研究所 タグ
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