高田賢三さんが亡くなった。前を向くことを後押しする服を作る方だったと思う。民族衣装・オーバーサイズ・直線裁ちなど大いに共感した。
誰しもがモデルさんのように、見栄えのする体形ではない。その現実を受け入れ、また行動の可能性を後押しする服が欲しい。和の服の良さを生かしたいとずっと思っている。 手間暇かけてその時の体形にぴったり合わせることで、体形が変わったらもう着れないのは理不尽だ。 着付けで何とでもなる、あるいは次世代に譲ることさえできる方が間違いなくいい。それは例えば民族衣装にはある。 身を守ること、生き生きと活動できること、飾り物の存在にならないこと、そうしたことが服の原点ではないだろうか。・・そんなことを思っていたら、コロナ時代に身を守る服(隈研吾作)がニュースになった。富田玲子さんはかって「ゾゾ」とか 命名された布から手足が出る服で銀座を闊歩されたとか。衣服と建築はとても近いと思う。 そして今、原点に「生まれ育った風土に誇りを持てること」を加えたい。ルイス・バラガンにあれほど惹かれるのは、メキシコの色・風土が生き生きと感じられるからだ。 【着物つれづれ】 2020.0503マスク三昧 2019.1225我が家は越冬動物園 2019.0717働く服・旅する服 2019.0711形見の一枚* 2018.0818着物の相談 2018.0723年とともにいきいきする服を 2018.0721和と洋のあわいに 2018.0718黒からの脱皮-その2緑のストール 2018.0716黒からの脱皮 2018.0506裂織バッグ 2018.0126靴の色スリッパの色 2018.0123重ね着の流儀 2017.1027一枚の布から 2017.1012着物を譲られる時* 2017.0921糸とボタンの日々* 2017.0211黒が好き* 2017.0110男仕立てのシャツ 2016.1212恐怖の3度褒め 2015.1222 Daja さんの本 2015.1107羽裏のモダニズム* 2015.1104ミシンの直った日** 2015.0509平成27年度版中古品整理判断基準 2015.0429よみがえる服・着続ける服** 2013.0923秋の色到着 2012.0624紫陽花色のドレス
by trmt-ken
| 2020-10-08 10:46
| 着物つれづれ
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