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生き方を後押しする服
高田賢三さんが亡くなった。前を向くことを後押しする服を作る方だったと思う。民族衣装・オーバーサイズ・直線裁ちなど大いに共感した。
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欧米でドレスアップするとき、なぜあんなに裸に近い恰好をせねばならないか納得できなかった。和服の方が絶対にいい。
誰しもがモデルさんのように、見栄えのする体形ではない。その現実を受け入れ、また行動の可能性を後押しする服が欲しい。和の服の良さを生かしたいとずっと思っている。

手間暇かけてその時の体形にぴったり合わせることで、体形が変わったらもう着れないのは理不尽だ。
着付けで何とでもなる、あるいは次世代に譲ることさえできる方が間違いなくいい。それは例えば民族衣装にはある。

身を守ること、生き生きと活動できること、飾り物の存在にならないこと、そうしたことが服の原点ではないだろうか。・・そんなことを思っていたら、コロナ時代に身を守る服(隈研吾作)がニュースになった。富田玲子さんはかって「ゾゾ」とか 命名された布から手足が出る服で銀座を闊歩されたとか。衣服と建築はとても近いと思う。

そして今、原点に「生まれ育った風土に誇りを持てること」を加えたい。ルイス・バラガンにあれほど惹かれるのは、メキシコの色・風土が生き生きと感じられるからだ。

【着物つれづれ】

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by trmt-ken | 2020-10-08 10:46 | 着物つれづれ | Comments(0)
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