人気ブログランキング | 話題のタグを見る
働く服・旅する服
仕事柄、現場で梯子を登ったり鉄筋の上を歩いたりする。船でごろごろして海を渡ることもある。ゆとりのあるガウチョパンツは必需品。穿きやすいパジャマを型紙代わりにして、トップスとパーカーとついでにスカーフを作っておく。それからあちこちにポケット( クマさんのポケットは鬼門だが)。濃紺の麻で。こうしたベーシックなものはどうしても黒と紺からはじまる。
働く服・旅する服_f0202518_19485077.jpg
新幹線のトイレで、サングラス、黒帽子、黒装束の不審人物が見えた。近寄らないでおこうと思って見直すと、鏡に映る吾輩ではないか。これはちいとなんとかせねば・・・と、せめて黒を紺にしてみた。そこからの道が遠い。黒脱皮宣言はしたけれど。

簡単な服の造り方を尋ねられると、得意げにいろいろ引っ張り出す。大体は縫う箇所少なく省エネ仕様。その時の体形にぴったり合わすなど、不経済なことは絶対にしない。それから一重でざぶざぶ洗えるのがいい。スーツもヒールの高い靴も人と張り合って交渉する衣裳で、物を作ったり、土や水をかまったりするためのものではない。
働く服・旅する服_f0202518_13554652.jpg
デニムの縞の仕事着にて石膏型取り中のスナップ、40年前。今も変わらず後継仕事着を愛用している。別珍の冬用と麻の夏用。こういう服は汚れてかえってさまになる。最近料理にはまっているのも、汚れてもいい仕事着のおかげかもしれない。しかし、汚れてもいい仕事着=日常着になると、だんだんくまさん化現象まっしぐら。問題はどうもそのあたり。

くまさんだと「だらしない」ですむが、私だと「いよいよ気がふれた」と思われそうで。これも男尊女卑か?(礼)




【着物つれづれ】

2019.0711形見の一枚

2018.0818着物の相談

2018.0723年とともにいきいきする服を

2018.0721和と洋のあわいに

2018.0718黒からの脱皮-その2緑のストール

2018.0716黒からの脱皮 

2018.0506裂織バッグ

2018.0126靴の色スリッパの色

2018.0123重ね着の流儀

2017.1027一枚の布から

2017.1012着物を譲られる時

2017.0921糸とボタンの日々

2017.0211黒が好き

2017.0110男仕立てのシャツ 

2016.1212恐怖の3度褒め

2015.1222 Daja さんの本

2015.1107羽裏のモダニズム

2015.1104ミシンの直った日

2015.0509平成27年度版中古品整理判断基準

2015.0429よみがえる服・着続ける服 

2013.0923秋の色到着

2012.0624紫陽花色のドレス



by trmt-ken | 2019-07-17 22:32 | 着物つれづれ | Comments(0)
<< 安来の町並みと建築について【ご報告】 今日が出発の日 >>