斐川平野の白俵
これで夏休み最後の日曜かと思う暑さの昼下がり、斐川平野に白いオブジェが現れる。
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ほかの田んぼに先駆けて収穫の白い俵の群。一般的に言ってビニール製品や白い色は景観に合わないと思うが、この時期このオブジェは例外。草刈後のいい匂いが漂い、収穫の幸せ感に満ちて。
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松江に居を移してしばらくの間、田んぼのそばに貸家住まいをした。東京から来た父が、稲穂のにおいがするなと言った。高知から少年の時に上京したから、昔の記憶の中のにおいだっただろうか。落ち葉を焼く時もいい匂い。殊に欅は香水のような香りがする。

隠岐で、「そど」という海藻を地元の人はうまいうまいという。最初は何がそんなにうまいのかよくわからなかった。2度3度と重ねて、だんだん確かにうまいと思うようになった。磯の香りのような、懐かしさのある味。ひたひた寄せる波のように、繰り返して初めてわかる味。幸せ感と結びついて思い出にたたみ込まれるかおり。足が速く市場には出ないという。年配の人が「うまい」という時、思い出を一緒に食べていると思う。(礼)

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by trmt-ken | 2018-08-27 20:27 | 折々に・・・ | Comments(0)
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