懐かしい、わがとこのことばが朝日新聞声欄に。「の~」のニュアンスがなんともいえん~!
今はなき俳優芦田伸介が、時代劇の松江藩の侍役で仏壇の妻に語り掛ける松江弁にじんときたことがある*。長岡輝子が語る東北弁の語り**にうなったこともある。内容は忘れてしまったのに、懐かしい言葉の響きが今もこころに残る。おくにことばは財産。大事にせねば。 私自身はNHK のそばで育ち無味無臭な標準語。(東京と言っても下町は「ひ」と「し」が混同したり、鼻濁音が違ったり地域差があるのだけど。)松江に住まいして30年、隠岐に行き来してこちらのことばが懐かしく思いはじめるこの頃。まだしゃべるまではいかんがのう・・・。 そういえば、東京から引っ越してまもなく、3歳のわが子が松江弁を喋りはじめてびっくりしたことがある。法吉保育所おそるべし。 大事にしたいのはことばだけではない。風景も。赤瓦や田や海や川、蛍、魚、鳥、祭り…この幸をずっ~と、と願う。 隠岐の島の川のほとりの大木は、威厳にみちて立つ。風を聴いて育った木、街路樹のように飼いならしてはならぬと思う。 *水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)(TBS / C.A.L) (第14-21部)第20部 第28話「孤剣に秘めた悲願・松江」(1991年5月20日) - 左近寺又兵衛 役ではないかと思う。も一度見てみたい。 **朗読・宮沢賢治童話 お国言葉で聴く宮沢賢治の世界
by trmt-ken
| 2018-08-02 19:56
| 折々に・・・
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by 寺本建築・都市研究所 タグ
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