L’Ecole de Chaillot-3- 私は階段マニア

何を隠そう私は階段マニア。特に石が重力にあらがうように上昇する回り階段に出会うと、ごそごそとスケッチブックを取り出さずにはいられない。

f0202518_19401663.jpg

サンジェルマンオンレの城の階段

f0202518_19402949.jpg

シャトーダンの城館の階段
回り階段が花開くのはルネッサンス。それまでの、中心と外壁に一枚石を架け渡す単純なつくりから、技巧の限りを尽くして眺望を楽しみ、上り下りを楽しむ階段が考案された。他にも、祭壇に上がるための木製の最小限階段なども家具のような・人体のような魅力を発する。
f0202518_19403983.jpg

ブロア:フランソワ1世の階段

f0202518_19404816.jpg

ヴァンセンヌ城:王の階段

ヴァンセンヌ城の『王の階段』:雪の降る日、もう少し居させてほしいと守衛さんに頼み、最後の見学巡回時までと交渉がまとまった。階段塔に幽閉されて、そのあと誰も来ない。あのおじさん、ワインでもひっかけて、すっかり忘れているのではないか、そしたら凍死か・・と最悪のケースが頭をよぎったとき、ジャラジャラと鍵の音がした。スケッチはできるのに、鉛筆を削ることができないほど指が凍えて、きっと一生忘れられない階段。構造は単純で大きな一枚石を積み重ねている。

(礼)


[PR]
by trmt-ken | 2016-09-08 18:24 | chaillot | Comments(0)
<< DOOR book store... L’Ecole de Chai... >>