白井晟一研究所で勉強していた時は給料もなく、ただ文字に向かう毎日でした。
ローマ字やゴシック体などの後、毛筆へのお許しが出ました。般若心経を書きたいと申しますと、すべての字について、先人の良い字を最低12集める、デッサンするという課題を課されました。心惹かれる字を探すと、だんだんに対象が絞られてきて、顔真卿、王義之、歐陽詢、蘇軾、空海などが多くなりました。進行状況を見に来られて、俺ならこう書くぞ、と示してくださることもあり、ノートを紐解いてみますと先生の書き込みが多数ありました。使う道具や呼吸の痕跡、力の入り方など、限りのない世界です。 20日には、広島にて、「原爆堂計画」についてのシンポジウムがありました。依頼者もなくコンペでもない「計画」がなお人に訴えることに、感慨とともに危機感を抱きます。 (礼)
by trmt-ken
| 2015-11-22 22:18
| 折々に・・・
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by 寺本建築・都市研究所 タグ
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