よみがえる服・着続ける服
我が家の衣替えは連休祝日。ざっと水をとおしてハンガーにかけます。
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あの夫婦は2人とも、気の毒に2.3枚しか服を持ってないのではないかと疑っている方が多いと思いますが、実はもう少しはあります。少なくも10人の影武者ができるほどは持っています。実費はほとんどゼロで、寺本や父の古ワイシャツだの、娘のお下がりだのを工夫して製作しています。
お洒落着の方の出番は少ないですが、母や祖父母の着物が由来。ケチな性分もあるけども、懐かしさが大きい。お召、紬、縮、ウールも八端も。
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祖父の布団側であった八端より。布団の閉じ孔もそのままに、履歴とわりきって。
緑の服は祖父(娘からは曾祖父)の普段着の紬から、礼子のお洒落着となり、最後に娘の晴着になった「お上がり」です。
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着物を仕立て直すときには、長く着るための工夫が要ります。多少の体形変化に耐えられるようにする、傷みやすく、年齢の変化を感じやすい襟は取り換えられるようにしておく、(黒襟も用意すれば略喪服になります)端切れをどこかに縫い付けておいて、修理時に備えるなど。考えてみれば、家の仕舞と同じだなあと思います。服にして30年、着物として30年、代を継いで60年は着続けてきました。
中古は、人手に渡れば価値が下がりますが、自分で活かせば喜びが増す不思議な生き物です。
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子供晴着・寺本のウール古ズボンより。
(礼)

Mint chu chu Leather 川口淳平商店における展示【ご案内】
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Mint chu chu Leather 川口淳平商店にて、【生活の中の建物1 家について】川口さんのご厚意により5月10日まで 会期を延長いたします。連休中もどうぞお出かけください。
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by trmt-ken | 2015-04-29 11:34 | 着物つれづれ | Comments(0)
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