14日、高速船レインボーがすべて欠航したしけの日、隠岐に渡る。
七類を出てすぐに、無重力かと思う一瞬あり、荷物と一緒に転がりそうになる一瞬あり。久々の大揺れでした。やり過ごすコツはとにかく起きないこと。目をつぶって、私は揺りかごの中とおまじないをする。 そうやってごろごろ転がっている人のなかに、背筋を伸ばし、航海中海をじっと見ている老人がいた。海の男なのだろう。又あるときは料理のこつをたずねられて、くしゃくしゃの笑顔で伝授するおばあさんがいた。顔がもう風景のような。みんな島の宝。いつかあんな、じゃがいもを丸めたような笑顔になりたいものだ。 (礼)
by trmt-ken
| 2012-11-15 21:50
| 隠岐の島たより
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by 寺本建築・都市研究所 タグ
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