<   2017年 09月 ( 11 )   > この月の画像一覧
日影ゆらぐ
土曜日の朝いつもよりちょっと遅めに机に向かう。秋の日が射して、珈琲カップに干渉した日影が一瞬美しい絵となった。
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慌ててカメラを出し、茶わんを洗い直し、茶わんを回してみる。この間約2分。2分前はもっと鮮やかであった。いろんな形が現れることが分かった。これからの楽しみが一つ増えた。

カップは安部宏さん作、面取りのある青磁。欠けると買い足して30年愛用中。ものにこだわらないくまさんも、このカップでしか珈琲を飲みたがらない。
(礼)

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by trmt-ken | 2017-09-30 11:11 | 折々に・・・ | Comments(0)
月曜日は朝からうるっと
9月25日月曜日、こーたりんのコラムにうるっとした。(朝日新聞)結婚式の最後の挨拶は心にしみる。
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さて、私が結婚式のスピーチで思い出すことは冷や汗の出るものばかり。友人挨拶に立ち「絵が下手だ」とけなすことばっかり言って、最後に褒めるのを忘れたこともある( 重度のあがり症のため)。長年密かに気に病んでいたが、幸い恨まれることもなく今も仲良くしている。あんなこと言ったよね、と先日恐る恐る聞いたら、そんなこと言ってたよなあ、としっかり覚えていた。40年もたつと笑い話だけど。

でも本当にショックなほどの下手さ加減だったのだ。うまく描こうという意思のない絵。ビーナスの顔が、こんなふうに見えているのかと哲学的問いに至るほど。でもまあ、許してもらっててよかった。年賀状は毎年それより少しマシな絵で届く。描こうと思うところがえらい。(礼)

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by trmt-ken | 2017-09-25 17:03 | 折々に・・・ | Comments(0)
子供の定義-「つーぼ」さんにて-
「子供」ってだれだろう。

かっての子供、いつまでも子供の心を持つ人、どこかに子供のかけらを残していとおしく思う人、子供や孫にかすかな投影を見つけている人、さまざまなありかたで、しかし「子供でないときも通過した人」のための本屋さん。「つーぼ」にて。

子供本人は気づいていない幸せを見ている。
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松本僕-消火器-いかにもありそうな場所に置かれなくてはならない。
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永遠の少年・少女がそこここに潜んで。
私なりの子供の定義試案1「お金はない、時間と驚きがある」(礼)

子供の本の店「つーぼ」さんについて
2017.0924 子供の定義
2017.0406 展示の共振「つーぼ」さんにて
2017.0313 「つーぼ」に春がきた
2017.0312 子供の本の店「つーぼ」開店します
2017.0209
2016.1115 明治20年代壁の下張り-現場にて

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by trmt-ken | 2017-09-24 17:35 | 折々に・・・ | Comments(0)
宮脇綾子の 曼殊沙華
昨年・一昨年は名古屋近郊・阿久比の土手にて彼岸花を堪能した。
布作家・宮脇綾子さんも見られただろうか曼殊沙華-「布切れの芸術」朝日新聞社より-
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宮脇綾子の世界に触れたくて、以前豊田美術館特別展を訪ねたことがあります。デザインの切れ味鋭く、それもほとんどごみ同然の材料が魔法にかけられて再び命を得ています。家事の合間にこのような仕事をされては、子供(建築家宮脇檀)はさぞかし大変であったろう。衷心より同情申し上げます。
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コーヒーフィルターからできたイカ。コーヒーの染みがなんとも。-「布切れの芸術」朝日新聞社より-

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何も捨てるものはないと高らかに宣言する、めざし。(ストーブの芯よりー同上)

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タコ(同上)
底に流れるユーモアをめでながらも、マネをしたら大変なことになると自戒。捨てられない病が背後霊のように迫ってくる。(礼)

2015.0922曼殊沙華の咲くころに


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by trmt-ken | 2017-09-23 16:21 | 折々に・・・ | Comments(0)
存在としての色
逗子の友人宅に飾られていたブルーの絵に惹きつけられた。吉永裕(Yoshinaga Yutaka)の作品(写真がピンボケだったためカタログより再掲 4St-AA)
色の持つ力はかくまで・・・。和紙にパステルを塗り込んでいる。


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形に全力をかけている人がいる。色と格闘している人がいる。バラガン自邸には黄色の絵があった。なくなる直前まで、色紙を撫でていたそうな。
パステルも、日本画の顔料も、抽象されえない色そのものを手放さない。匂うような色。うめくような色がある。あわだち騒ぐ本能をなだめるように四角の枠組み。

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布もそうした強さが織り込まれる。樋野由紀子さんの織物は時に優しく、時に力強い。気力が弱っているときにはとても身に着けられないと思うこともある。織物に背中を押されることもある。そうした人や作品と出会える幸せ。(礼)



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by trmt-ken | 2017-09-22 16:44 | 折々に・・・ | Comments(0)
糸とボタンの日々
昔から布を見るのが好き。渋谷や新宿近辺、パリではモンマルトルあたりに服地やさんがあって、あてもなしに見るのが気晴らしの一つ。糸やボタンも好きで、かさばらないし、旅先でお土産代わりに買うこともあった。今はスパイスの空き瓶に分類して出番を待つ。紬の服にパリのボタンがついていることも。
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当時は、ミシンもないので一針ずつ返し縫をした。もう着ることはないと観念しつつも、処分できないものも多い。

このところ、生地を見ても前とは明らかな違いがある。以前は、気に入ったらあてもなく購入した。いつか役立つかもしれないと思って。いまは、つい先の時間をカウントしてしまう。しかしそろそろ残り時間を数えるのをやめて、自由にはばたいてみようかなあ。第一歩は色物。ボタンだけ見るならば、世界最長寿を更新してもまだ余裕の服ができそうだし。
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スパイスを買う時は中身より空瓶が目的になりつつある。料理は決して上達しない。(礼)

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by trmt-ken | 2017-09-21 18:49 | 着物つれづれ | Comments(0)
恒河沙-ガンジス河の砂-
お寺の現場はもう庭師さんの世界。沙羅の木、ヤマボウシ、エゴ、ハナミズキ、シャリンバイ、ドウダンツツジ…と花の名前をつぶやきながら帰途に付きました。
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沙羅の木は森鴎外もことに愛した木。津和野の鴎外記念館では入り口から庭木に名札がついていて、花の名前をたどっていくと切ない気持ちになります。季節が言葉になって転がっていく。
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入り組んだ屋根を整理したところ庭園及び中庭がいろいろでき、奥様はそれぞれに名前を付けておられた。昔からの庭は一の庭、那由他の庭など。那由他ってどう書くのかなと検索したら、恒河沙という数もあり、懐かしい思いがあふれました。というのも、金剛般若経を写経したときに、何度も何度も、音楽のように「ガンジス河の砂の数より多く」という言葉が出てきて、「恒河沙」と書いたのです。その繰り返しはひたひたと波のように寄せては返し、書きながら全身で感動していました。【岩波文庫版般若心経・金剛般若経より】

庭石の周辺には御影の砂が敷き詰められ、流紋を描きます。それも奥様の日々の仕事となります。
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奥様手作りの照明の試験点灯:置かれる場所に生じる明かりの紋様。
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彼岸には文化財の行事「虫供養」が行われます。様々な行事を縫って、工事は大詰めです。(礼)

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by trmt-ken | 2017-09-20 10:38 | 折々に・・・ | Comments(0)
台風一過
台風がそろそろお見えになるなあと閉めていた中庭のガラス戸を、朝開ける。敷居から小さなミミズが4匹ほど慌てふためいて中庭に逃げ出す。おうおう、君たちも台風を避けて かくれんぼかね。昔ならぎゃつと叫んだであろうが、余裕の人になりつつある。大進歩というべきか。

コンクリートブロック2重壁をケチって1枚で済ませた階段室は、半外状態。こういうときのためにとってある雑巾の山が大活躍。これしきのことでは動じなくなった。台風のあとは大洗濯。だけどきれいにしすぎると、またまた雑巾で顔をふく人がでてくるだろうなあ。
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(礼)

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by trmt-ken | 2017-09-19 14:52 | 折々に・・・ | Comments(0)
空海の文字
ブラタモリ高野山の巻で、空海の書 国宝 聾瞽指帰(ろうこしいき)が紹介された。空海がいまだ生きているという感覚が切々と伝わってくる。なんと懐かしい「切」か。

白井晟一先生の下で文字に取り組んでいた時、先人の同じ文字を書き写して集めることを課せられた。般若心経の全文字について。おのずと心惹かれる文字には空海も多かった。
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空海の切(下段3様)、左隣に「おれならこう書く」という白井先生の切。
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中央右空海の空2つ、なぜかいつも左隣に先生の空2つ。
ここで息を止めて・・・時空を超えてほとんど呼吸のように。これを生きているといわずになんと言おう。(礼)


白井晟一先生について
2017.0916 空海の文字
2015.1122 白井晟一先生の命日に
2012.0404【ご報告】

2012.0312 第11回建築カフェ 白井晟一に学んだこと
2010.1209 再び「建築家白井晟一精神と空間」展
2010.1009「建築家白井晟一精神と空間」展-その2
2010.0928「建築家白井晟一精神と空間」展-その1

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by trmt-ken | 2017-09-16 21:51 | 折々に・・・ | Comments(0)
毎日あきずにカルパッチョ
健康診断ごとに、「太りすぎ」と言われ続ける我が家のくまさん。糖質ダイエットに取り掛かって何年かになった。付き合うにも根気がいる。

朝食に「キャベツの蒸し焼きお好み焼き風」(小麦粉なし)にはまったこともある。おいしいおいしいと、しばらく続けたが、急に、なんだか人間やめて青虫になった気がして、はたと中断。
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魚はもともと大好きで、このところ夜はカルパッチョで決まり。オリーブ油と酢と香辛料をふりかけ、お気に入りの皿に盛るのが続くこつ。我慢しているのではない、という満足感が必要なようだ。

久しぶりの方に出会うと痩せましたねと言われる森のくまさん。それでもいまだ「太りすぎ」。甘いものを頂くと、「毒だ毒だ!」と騒ぎながら手を出す癖が治らないうちは・・・ね。

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by trmt-ken | 2017-09-04 18:23 | 森のくまさん | Comments(0)