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「建築家 白井晟一 精神と空間」展-その1
「建築家 白井晟一 精神と空間」展が群馬県立近代美術館にて開かれています。
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大学を卒業して、ここしか行きたいところはない、と押しかけたのが白井先生の事務所でした。ご自宅(虚白庵)の片隅にある緑色の大理石の床の小さな部屋で、毎日字を書いていました。
その部屋に灰皿が1つありました。円周に文字が刻まれ、字間が広く何ともいえず典雅だったのでいい文字ですね、と昱磨さんに申しましたところ、「おやじが字が気に入って買ったものですよ」と教えてくださいました。そんな宝物がさりげなく置かれていました。
あるとき、「顧之書」とやわらかい鉛筆でさらっと書かれた文字を版下にする課題がありました。少し直したものも造るようにいわれました。まる一日格闘しましたが、最初の、原稿になるべく忠実に造ったもの以上のものがどうしてもできないのです。悪くはないのですが、何か、香りのようなものががぬけてしまうのです。どうだ、と先生がこられたときにはほとんどはんべそでした。
白井先生はその半べその報告を聞いて、ややあって、勉強したな、と言われました。

展覧会は9月11日から11月3日まで。
10月9日(土)にはシンポジウムがあります。パネラーは布野 修司、松山 巌、宇野 求、松隈 洋、中谷 礼仁(敬称略)。なお、23日に予定されていた磯崎新の記念講演会は中止とのことです。
(礼)

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by trmt-ken | 2010-09-28 00:40 | 折々に・・・ | Comments(0)
宴のあと

19日のPort of Notesによるライブが、無事終わりました。まだその余韻の中にいます。音の響きが良いとの畠山美由紀さんの感想を頂き嬉しく思っています。コンサート用に建てた建物ではないので、どのような音楽に良く反応するのか未知数のところがあります。

昔話をすれば、渡仏して間もなくのころ、サンジェルマン・デ・プレ教会で聞いたコンサート(モーツアルトのレクイエム)の体験を思い出します。それまではどちらかと言うと器楽曲を好んでいたのを一変させる衝撃でした。声が天から降ってくる。コーラスは後ろからも廻り中から響いてくる。特にソプラノの響きに金縛り状態になりました。人体が楽器であるように、空間も楽器であると思いました。
教会堂の天井は、昔は木の架構であったのが、ロマネスクの時代に次々に石のボールト天井に架け替えられました。理由のひとつが「音の響き」であったといわれています。

次回10月下旬には、清光院下のギャラリーでピアノとコントラバスのコンサートを予定しています。どのように響くのか楽しみです。
娘もコントラバスを少しやっていて、住んでいるアパートで雨漏りがしたときにはそれだけを必死で抱えて逃げたそうです。楽器の名前はドロシー。女の子のようです。急に秋の気配です。

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(上)Port of Notes小島大介さんに気に入っていただいた中庭。
(礼)

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by trmt-ken | 2010-09-25 14:00 | 折々に・・・ | Comments(0)
【ご報告】Port of Notesのライブが開かれました。
2010年9月19日、清光院下のギャラリーPort of Notesのお二人を迎えてライブコンサートがありました。80名を超えるお客様で会場は一杯。熱気あふれるステージとなりました。
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秋の虫の音、急な雨の音などが加わって、手作りの、街の気配の聞こえる会場風景です。
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打ち上げはDOOR BOOKSTOREに場所を移して、日にちが変わるまで盛り上がりました。畠山さん、小島さんのお二人を囲んで。松江にお出かけ頂きありがとうございました。そしてスタッフの皆さんごくろうさま。またご縁がありますように。
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by trmt-ken | 2010-09-21 10:40 | コンサート・催し | Comments(0)
【ご案内】Port of Notesライブのお知らせ
9月19日(日)18:30より、清光院下のギャラリーにてPort of Notesのライブがあります。
島根大学材料プロセス工学科OBの伊藤さんが企画しました。
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開場は18:00、定員は80名、チケットはほぼ完売の模様です。取扱店は
  • DOOR BOOKSTORE:0852-26-7846
  • Tete De Bavard:0852-27-5444
  • 今井書店 STUDIOWONDER:0852-20-8686
  • ブックセンターコスモ 出雲店:0853-20-2600
最寄のバス停は宮の丁、交融橋、月照寺、松江しんじ湖温泉駅など。
駐車場がありませんので、なるべく乗り合わせてお越し下さい。
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by trmt-ken | 2010-09-05 21:50 | コンサート・催し | Comments(0)
【現場より】五箇小学校の木架構
隠岐の島町立五箇小学校の耐震改修工事が夏休みの間に急ピッチで進みました。天井をはがして木の架構をあらわしにする部分が見えてきました。元々は見せないつもりで造られていますので、荒々しい印象はありますが、力強く魅力的です。
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(上)階段室
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(上)視聴覚室
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by trmt-ken | 2010-09-05 18:10 | 建築 | Comments(0)
隠岐の古民家と神楽

連日の猛暑の中、隠岐の島町にある古民家の下調査合宿をしました。
国の重要文化財に指定されている佐々木家は既に修復され見学ができるようになっています。

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近くの大久(おおく)には佐々木家に規模形式など良く似た民家があり、その他にも江戸期の民家が群として残っています。

同じ隠岐の島町にある加茂地区の神尾(かんび)は孤立した隠れ里のような集落です。集落全体で4〜5軒、皆さん同じ名字のようです。そのうちの1軒は江戸期のもののようです。石積みの防波堤・小さな祠・舟引き小屋・守り神のような大木・土蔵など、敷地全体とても魅力的でした。

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合間には島の最北に位置する西村の神楽にでかけました。風の強い晩で、演目の幕も、舞台後ろの幕も吹き上げられていました。夜を徹して舞われ、朝方に最高潮になります。

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by trmt-ken | 2010-09-05 17:50 | 隠岐の島たより | Comments(0)