カテゴリ: 着物つれづれ( 12 )
一枚の布から
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衣服の断捨離のとっかかり。
まずは、途中で止まっている未完成品をとにかく着れるようにする。これが思いがけず大成功(自称)。マント型の一枚の布。サイズフリー、和洋両用。フードがついているだけで、切れ目・縫い目がない。ボタンなどの留め具もまだなし。着ながら考えよう。
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次に、虫食いがあって(長期間放ってあって)あきらめていた服を再生する。これがまたまた大成功!(接着剤と糸くずによる補修)
ひと様に売るわけでなく自分が良ければいいわけで、ハードルがかなり低い。どこぞのお寺の隠し部屋のように、隠すどころか補修を自慢したりして。新しさの価値でなく、「手間暇の価値」全開。

肘の抜けたセーターのツギハギだとか、まともな普通の服がほとんどないけど、サイズフリー・和洋フリー・男女フリーが信条。くまさんの服の部品もそこここに出没。布遊び、台風に挟まれた束の間の秋日和。
(礼)

【着物つれづれ】
2017.1012 きものを譲られるとき
2017.0921 糸とボタンの日々
2017.0211 黒が好き
2017.0110 男仕立てのシャツ
2016.1212 恐怖の3度褒め
2015.1222  Daja さんの本
2015.1107 
2015.1104 
2015.0509 平成27年度版中古品整理判断基準
2015.0429 よみがえる服・着続ける服
2012.0624 紫陽花色のドレス


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by trmt-ken | 2017-10-27 15:18 | 着物つれづれ | Comments(0)
着物を譲られるとき
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10月12日朝日新聞のひととき欄。自分のことのようで。

遺品の形見分けもあるが、着物を譲られるときはある種のかなしみや諦念がまとわりつく。夏の麻の着物は、母が「もう夏に着物を着る元気がなくなったから」と言って(褒める前に)譲ってくれたもの。服にしたら、着ていないより涼しく愛用中。パリの小間物屋で買ったボタン、ベネチアの露店で買ったおもちゃのネックレス。思い出だけでもっている、原価2000円ほどの服。40年物。

数少ない手持ちの服でも、決して処分しないであろう服がいくつかある。すべて、家族の思い出とともに。母が残した着物、祖父の布団側から再生した服。お召の服はクリーニングごとに縮んで、「身を縮めなくてはとても無理」と思いながらも、かけた手間が惜しい。

さて、建築に対する姿勢は夫婦でそんなに違いはないが、衣服に関しては全く対照的。くまさんの服は1.2年でほぼ消耗する。いつも新品なはずなのにきれいとはお世辞にもいえない。・・・それでも言った豪傑がひとりおるぞ。胸ポケットの赤インクのしみを、「しゃれてますね」と。それが、お世辞は言いそうにない人物なので始末が悪い。価値観がからからと崩れる。新しい地平へ立つとき。哀しみや諦念を飛び越えて。(礼)

【着物つれづれ】
2017.1012 きものを譲られるとき
2017.0921 糸とボタンの日々
2017.0211 黒が好き
2017.0110 男仕立てのシャツ
2016.1212 恐怖の3度褒め
2015.1222  Daja さんの本
2015.1107 
2015.1104 ミシンの直った日
2015.0509 平成27年度版中古品整理判断基準
2015.0429 よみがえる服・着続ける服
2012.0624 紫陽花色のドレス

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by trmt-ken | 2017-10-12 19:56 | 着物つれづれ | Comments(0)
糸とボタンの日々
昔から布を見るのが好き。渋谷や新宿近辺、パリではモンマルトルあたりに服地やさんがあって、あてもなしに見るのが気晴らしの一つ。糸やボタンも好きで、かさばらないし、旅先でお土産代わりに買うこともあった。今はスパイスの空き瓶に分類して出番を待つ。紬の服にパリのボタンがついていることも。
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当時は、ミシンもないので一針ずつ返し縫をした。もう着ることはないと観念しつつも、処分できないものも多い。

このところ、生地を見ても前とは明らかな違いがある。以前は、気に入ったらあてもなく購入した。いつか役立つかもしれないと思って。いまは、つい先の時間をカウントしてしまう。しかしそろそろ残り時間を数えるのをやめて、自由にはばたいてみようかなあ。第一歩は色物。ボタンだけ見るならば、世界最長寿を更新してもまだ余裕の服ができそうだし。
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スパイスを買う時は中身より空瓶が目的になりつつある。料理は決して上達しない。(礼)

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by trmt-ken | 2017-09-21 18:49 | 着物つれづれ | Comments(0)
黒が好き
黒が好き。菓子箱とか紙袋でも、黒いとなぜかしまい込んで取っておく習性がある。一説にゴキブリも黒が大好きとか。・・・!。
旅先では、鞄に詰め込んだ衣類も靴下も何もかも黒くて、探し出すのにひと苦労。

お母さん、喪服を何とかしてよ、新しいのを買ったらいいのに、と言われてはや数年。「服は買わない、作る」主義を貫いている身としては作りたいのだが、気が向かないので困る。そのうち突然、必要な時がやってくる。
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その時、すぐ後ろに座る娘は背中の虫食い穴をじっと数えていたらしい。重ね着をしてごまかしたつもりの適当な母親と、細かいところに実に目の行きとどく娘の「背中が原」での無言の攻防戦。あれだけ黒い服ばかりなのにと笑われそうだけど、なかなか取り掛からない仕事もときにあって。Warmieの山崎さんにお願いして肩の荷を降ろし、今年はやすらかに夏を迎えられる。(・・・かな?)
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(礼)
【着物つれづれ】
2017.0110 男仕立てのシャツ
2016.1212 恐怖の3度褒め
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2015.1107
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2015.0429
2012.0624 紫陽花色のドレス

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by trmt-ken | 2017-02-11 18:12 | 着物つれづれ | Comments(0)
男仕立てのシャツ
男仕立てのシャツを愛用して半世紀。高校生の時、休み時間にバレーボールをするとブラウスの袖付けがみんな破けたことに始まる。仕方ないので父のワイシャツを詰めてみたら、誠に具合がいい。
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ギャラリーにて撮影されたDajaさんの本より(本文とは直接関係はない)
ある時、仕立券付きの生地を譲ってもらって、デパートで注文したがこれが外れであった。寸法はあっているはずなのに、女仕立てで窮屈でしかたがない。打合せはいいにしても、ウエストも袖も絞って袖山が高い。これはなんだ。なぜ女物は動きやすさよりも「細みせ」が優先するのか。
女の子は細くてかわいいのがいいという価値観を知らずに持っている。男の人は気付いていないと思うが。ブラウスを着たことがないんだから。靴だってそうだ。裏返してみると底の接地面積が小さく、細く見えるようにできている。しっかり地面をつかむことより優先している。

その時の反抗心を持続して50年。以来婦人服売り場には寄り付かない。参考に見ることはあっても、店員さんが寄ってくるとささーと逃げる。そして、息子のものを買うようなふりをして自分のシャツを買う(息子はいないが)。あるいは自分で作る。

スポーツをするたくましい女性を見るのは好き。働いたり、運動したりを束縛することなく、後押しする服こそ、服という名に値する。カフスがどう、ボタンダウンがどうという前にもっと大事なことがある。空間でも同じこと。働いたり考えたりを支える空間をつくりたい。
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モデルはDajaの板倉さん(本文とは直接関係はない。念のため)

ただ、頭の中身まで男仕立てにならぬよう、時々反省をこめて覗いてみる。
(礼)
【着物つれづれ】
2017.0110 男仕立てのシャツ
2016.1212 恐怖の3度褒め
2015.1222 Daja さんの本
2015.1107
2015.1104
2015.0509 平成27年度版中古品整理判断基準
2015.0429
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by trmt-ken | 2017-01-10 20:26 | 着物つれづれ | Comments(0)
恐怖の3度褒め
昔から気になるとそれを見続ける習性がある。母は心配していた。のち警戒していた。

ある時、母の着ている着物をいいね、と褒めた。1度目は喜び、2度目は?となり、3度めにはあきらめてその場で着替えて私にくれた。ウールの普段着であったけれど。別に欲しいといったわけではない。褒めただけ。
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洋服に作り替えて40年。ここまでくると簡単には処分できない。樋野由紀子さんのショールを合わせてまだ着続ける。

愛用している万年筆は、同様に父から分捕った太めのモンブラン。父は黙ってもう少し細めのものを自分用に新調した。寡黙な家族の中で、ある種の会話であったと今は思う。森のくまさんがときどき貸してくれというけれど、ひどく渋い顔をして、返ってくるまでじっと見ている。
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父から分捕って50年。ゆうゆう現役の万年筆。
(礼)
長いこと『更新中』であったホームページを更新しました。
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by trmt-ken | 2016-12-12 21:14 | 着物つれづれ | Comments(0)
『Daja』さんの本
この秋、清光院下のギャラリーにて『Daja』 (板倉直子店長) さんの服の撮影があり、本ができあがりました。ギャラリーの雰囲気にも合った、自然体で年齢不問の着こなしがいっぱい。板倉さん自身がモデルです。
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中庭の木漏れ日
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古ぼけた扉の色と靴の色が呼応して
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階段にて。ちらっと見える靴下に気をつかうかどうか。
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表紙「主婦と生活社」より

さて、自分自身はなんでも似合う体型とは程遠くまたかなりのケチなので、服はめったに買わないが、それなりのこだわりはある。(「ある」から「ないこともない」へと変遷途中。)寺本も同じ。恐るべきは、全然違うと思っていても長年一緒にいるとだんだん似てくること。急に水着が必要になって、衣類をかき回したら、私のは2着、寺本のは3着も出てきた。それぞれ持っているのを忘れてまた買ったらしい。ただし、「2着の人が3着を笑うな」というお叱りも聞こえて。
(礼)

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by trmt-ken | 2015-12-22 12:11 | 着物つれづれ | Comments(0)
羽裏のモダニズム
祖父の羽裏から作ったスカーフ。矢羽根模様。昔の人のモダンな感覚。
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我が家では再循環システムから漏れている者が約一名。和雄の服は新品と決まっている。丈夫でないともたないし、写真のスカーフもかって対であったのだが、1日にして紛失してきたので、もうやだとなった。本人も気に入っていて、貸してくれというけど、もう貸さない。
大きいものを小さくするのは楽なので、供給源になることはままあって、服がみあたらないと時々疑わしそうな目でじっと見る。でも、このネクタイは駐車場に「どろんこだんご」になってたものですぜい。元通りにするには買うほどかかるので、所有権放棄とみなして調理された。そうしたささやかな日常的争奪戦を含みながら、我が家の平和的経済的再循環システムは機能しています。
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祖父の八端布団側より作った服
(礼)

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by trmt-ken | 2015-11-07 17:46 | 着物つれづれ | Comments(0)
ミシンの直った日
ミシンの調子が悪く、調べてみると針と回転釜が接触しており、ミシン屋さんに持ち込んだ。部品が破損し、もう存在しないメーカーだけれど幸いにも中古の部品で修理できた。
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隠岐郷土館前にて。礼子の古着より製作。思えば、自分の服も、娘の服もみんなお世話になった。そうそう娘の友達の服まで…体育祭などの衣装をみんな引き受けてきて、母親におしつけたのだった。大柄なチェックを柄合わせして、バミューダパンツを十数枚縫ったこともある。これからどれほど服がいるかわからないけれど、折角直ったのだから、これからも縫い物をしようとなぜかほっこり考える秋の空。
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代官山の同潤会アパート屋上にて、落葉舞い散る季節に(約30年前)。なんと今の松江の自宅に似ていることか。大きな欅と古ぼけたコンクリート。ずいぶん遠くまで旅をしたはずなのにちっとも変っていない。夢に見るのはいまだにこのあたり、3階建ての上にさらにはるかに伸びる欅の大木の群れのあたり。
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子供服は一つの型紙で、普段着から晴れ着まで調達。ウールの男物のズボンより変身した紺色の服。ガラスに写っているのは自宅中庭の欅。
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礼子の祖父の普段着の紬から、緑に染めてお洒落着として長く着て、最後に娘の晴れ着になった出世服。100年の長寿。服も風景も面影も何かを受け継いで。そういうと不機嫌になる向きもあるけれど。(礼)
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by trmt-ken | 2015-11-04 11:45 | 着物つれづれ | Comments(0)
【平成27年度版中古品整理判断基準】
「同じような服がいっぱい」…管理のスペース・労働を考えるべし。減量のすすめ。

「サイズ変更で子供服になりそう」…何を着せても可愛いし、失敗作もご愛嬌なので気軽にどうぞ。洗いざらして柔らかい布が良く、裏がチクチクしないよう袋縫いがベスト。推奨値5

「袋物ができる」…服と一緒に作って同数回洗濯しておくと、いざというとき役立つ。推奨値4

「ぬいぐるみや人形の服ができそう」…判断基準の危険領域すれすれ。自身の年齢を考えて。子供へか、孫へか。あまり片付かない危険性あり。Tシャツからつくったぬいぐるみの帽子。マフラーもお揃いで作ったが、ぶんぶん振り回したらどこかに飛んで行った。推奨値1

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「クッションの詰め物には使えそう」…すでに病気。(捨てられない病)。何をどこに入れたか忘れるので注意が必要。かえって煩悩の種となる。それでもの場合、写真左のように、中身の見える袋に入れ、時々風を通し、日光浴させること。推奨値0あるいはマイナス。冒頭に戻り、管理のための労働を考えるべし。
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ミニスカートからのバッグ。10分にて完成。この休みにバッグがたくさんできた。
(礼)

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by trmt-ken | 2015-05-09 17:28 | 着物つれづれ | Comments(0)