旅日記-ローマ駅に住む-
ローマは坂の街。7丘の丘の街。そして、歴史が地下にまで積層している。アン王女ならずとも、歩くだけで細胞が音をたててはじける気がした。2.3 日分の旅費しかなかったが、2.3日で帰るわけにはいかないと決意。安ホテルすらパスして、駅の案内所で修道院を紹介してもらう。
修道院は安くて安全で、1週間に滞在延長することができた。階段は回るために、踊るためにある。言葉は歌うためにある。シスターとも、同宿の女性とも仲良くなって、毎晩あそこ行った、そしたらここにも行けとおしゃべりに花が咲く。特別推薦のカタコンベを出るとサンタコスタンツア。墓廟と洗礼堂には多角形平面が多い。
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Santa Costanza:Roma初期キリスト教時代の遺跡
修道院はローマ駅に近い。パリから普通列車(金欠で寝台車ではなかった)で到着した私も、まずシャワーを浴びた。シャワーや、バスや、食事や、それぞれサービスが個別に提供され、旅行者にとても親切だ。駅のそばにいれば安心であった。就活中のイタリア女性モニカは、衣類を駅のクリーニング屋さんに預け、毎日パリッとしたなりで出かけて行った。通過駅でなく終着駅という特殊性。まさに舞台。ベネチアも忘れ難いが、やはり、私はなんといってもローマ。
(礼)

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by trmt-ken | 2016-09-29 18:20 | 建築 | Comments(0)
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