あ、また見覚えのある坂道が
新刊紹介の欄、あ、と思った。代官山の私の家。(今はもうない。)
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植田実「集合住宅30講」の表紙。苔むした崖の上の建物の3階の端に住んでいた。この階段には銀杏と桜の巨木が覆うように立っていて、花も咲いたが黒い毛虫も盛大に降ってきた。その時期になると外に出る時には雨が降らなくても傘を差し、あるいは遠回りして渡り廊下伝いに別の出口から出た。銀杏も降ったが、茶わん蒸しに入れようと拾った祖母はかぶれてひどい目にあった。手ぬぐいで頬かむりして病院に通った。
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階段の上から。7.5.3のお宮参り。祖父母と母と一緒に近くの氷川神社までお参りした。坂を下って、山手線を超えて、また坂を上るとお宮があった。東京も結構起伏がある。 この着物は娘の3歳の祝いの時にまた復活した。
今は清光院下に住み、清光院の階段と愛宕さんの階段とをめでて暮らしている。いくつになっても坂道が好きで、階段が好きで。苔むしているともっと好きで。毛虫は嫌いだけど。
(礼)

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by trmt-ken | 2016-02-26 18:13 | 折々に・・・ | Comments(0)
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