建築とクライアントの間にあるものは

建物設計には、当然ながらクライアント(依頼者)さんがいます。設計者の個性が表れる…というよりは、どことなくクライアントさんの雰囲気が滲み出るものなのです。

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隠岐シーサイドホテル鶴丸(島根県隠岐郡西ノ島町・1993年竣工)
宿泊チェック・板場・送迎から舟つくりまで、家族で一切しきっている経営者さんです。中庭のいけすの脇に真っ白なWCを設けたいと言われる。便所は毎日ピカピカにしてますからと胸を張られた。いつも打ち合わせは即決。そんな活きの良さが建築にも反映しているようです。
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手前がメソネットタイプの宿泊棟・続きがレストラン棟。桟橋の先には海のいけすがあります。
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五箇中学校・玄関(島根県隠岐郡隠岐の島町・1993年竣工)
同時期に進めていた五箇中学校は、建て替えにあたって木造校舎の良さを残したいという保護者(島民)の意志がありました。それならば、木を仕上だけでなく構造的にも見える形で使おうとして屋根架構あらわしとなりました。
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同・玄関ホール
ホールの左は給食室・右は多目的スペースおよび図書コーナー。竣工時には玄関前に土俵が設けられ、徹夜相撲が行われました。押したり引いたりの緊張感は建築にもあります。
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構造はすべて汎構造設計の坂上さん、写真は古川誠さん。
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by trmt-ken | 2014-11-30 15:20 | 建築 | Comments(0)
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