自邸を実験台にコンクリート壁の上に木架構を載せたとき、複数の架構形式が連続して展開しはじめました。 工事中の建物にいると森の中のようだと思いました。一本の木ではなく様々な樹に囲まれて。 設計当初はもう少し隠れていた架構を見えるように現場で変更しています。現場ではいろいろなことを発見し、もう一歩を踏み出すことも多い。 指のように、樹のように、帆船のように軽々と。 要素が連続すること―séquence(シークエンス)―は空間を作る始めの一歩のようなもので、架構がなくても、色だけでséquenceを形成することもある。空間の大きさや広がり、明暗でも。ただ、架構によるséquenceは内発的に発展していくような力動感がある。本当は構造家が脳みそを絞っているのだけれど。構造担当はすべて新潟の汎構造設計・坂上さん。写真は古川誠さん。 (礼)
by trmt-ken
| 2014-06-10 21:15
| 建築
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by 寺本建築・都市研究所 タグ
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