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蝉声―時を駆ける声

蝉声が、変わってきた8月なかば。夏の初めから夏の終わりを告げる声。夏休みのあった頃の嬉しさと、惜しむ気持ち。河野裕子から、芭蕉の夏へまで駆けていく時間。

盆休みに水風呂に長居してみた。体が冷え、午睡が快かった。ふと思い出す感覚…プールと海が大好きであった子供の頃のけだるさと体の冷えた感覚…幸せとしか言いようのない、同時にそうと意識すらしていない一瞬について。

無意識の幸せについて惜しむように思い出してみる。いつも子供の頃で。例えば、読めない外国語の本の絵にしびれるようになっていた時。

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そうした時の積み重ねが自分そのもののような。
(礼)

by trmt-ken | 2012-08-15 18:10 | 四季の詩 | Comments(0)
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